【研究分野紹介】社会学

櫻井悟史先生からのメッセージ

社会学へのいざない

琵琶湖に浮かぶ竹生島の入り口2020年4月に地域文化学科の一員となりました、櫻井悟史です。社会学のゼミを担当しています。研究対象は、明治から現在までの日本を中心に、娯楽や観光といった様々な文化から、犯罪などの社会問題にいたるまで、幅広く取り組んでいます。最近、特に興味を持っているのは、日本の盛り場の歴史や、観光地としての竹生島の現状です。あと、どうして日本には死刑制度があるのかといったことについても、大学院の頃から取り組み続けています。

われわれの身の回りには、当たり前のようにあるけれど、よくよく考えてみると、不思議な物事がたくさんあります。たとえば、就職活動の際には多くの人がスーツを着て面接に臨むわけですが、それは一体なぜでしょうか。あるいは、スーツだけでなく、髪形などもみんな似たような形になっていくわけですが、それはどのように説明できるのでしょうか。他の物事についてもこんなふうに考えていくと、日常生活のいたるところに「謎」が潜んでいることが分かります。その「謎」を、いろんな文書を読んだり、誰かにインタビューしたり、地域などの現場に入ったりして調査し、解明するのが社会学という学問です。現代社会の様々な「謎」を一緒に解き明かしていきましょう。(櫻井悟史)