2021年12月25日

道具デザイン演習2 CLEAN

今年(2021年度)の2年生後期 道具デザイン演習2の特別講師 秋田道夫先生の課題テーマは「CLEAN」です。

12月24日(金)D0-2階会議室 13:10〜16:20 で最終講評会がありました。

秋田先生も絶賛の素晴らしいポスターは田村侑海さんのデザインです。

「クリーン」というテーマをどう捉えるかが問われました。

消毒、掃除、綺麗であること。ゴミ箱など。

今の時代を反映したテーマです。

作品は以下です。

使っていない時の佇まいを重視した、デスクトップ箒、ちりとりセット。

廃棄する紙(チラシ、印刷ミス)のリサイクルでゴミ入れを作る。

透明感のある存在感のない、ちりとりと箒。

清潔感を重視して、一本ずつ取り出せる箸立て。

さっと取り出せる使わない時は四角いブラシ。

埃の積もりが視覚化される照明器具。

佇まいが人の顔で親しみやすい消毒液ディスペンサー

コンパクトな電動掃除機

椅子とブラシがくっついた遊具のような掃除用品。

手が汚れない柔軟剤ディスペンサー

中が見えないサニタリーボックス。

紙でできた掃除キットは普段は、todoリストホルダー。

浮くことで水垢汚れを防ぐ歯ブラシスタンド。

爪が飛び散らない、爪切り。

歯磨き粉の形のシェーバー。

植物のあるハンドドライヤー。

アルコール消毒が可能なつり革。

小学校の掃除の時間が楽しくなる掃除用品。

非常にモチベーションの高い学生が多く、みんな本当に一生懸命だったと思いますが、

残念だったのは、みなしっかり準備をして来て、プレゼンの場に臨んでいるのに、多くの人の言葉が一瞬で終わってしまっていたことです。

もっと、考え、検証したこともたくさんあったのに、そのことも何も言わず。もっとPRをすべきでしたね。

今後の課題になりました。

 

秋田先生の課題は、いつも下級生、上級生も含めた学生投票で賞を決めます。

それは、一般性を重視していることの現れでもあります。

それに、先生が良いと思うものと、学生が良いと思うものに乖離がない。とおっしゃっています。

選ばれたのは藤森さんの「爪切り」と合志さんの「浮く歯ブラシスタンド」でした。

先生直筆のドローイングが2名の方に贈られました。

本当にありがとうございました。

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2021年10月24日

道具デザイン演習2 ヨシモリ箔紙

毎年恒例のヨシモリ箔紙を使った課題ですが、今年はオンラインでヨシモリさんと繋いで講評会を行いました。

ヨシモリの箔紙は品質管理の高さから、少しのことでゴミになってしまうことが多く、

その材料の再利用を兼ねて、商品アイデアを募りたいということで始まりました。

今回は、学科教員だけではないメーカーとしての視点、数々のトップデザイナーさんとやり取りされて来られたご担当者様のご意見は鋭く、的確で

いつもとはまた違った深みのある講評会になりました。

紙のピアスです。それぞれ物語を設定してあり、軽くて存在感のあるデザインです。

磁石でくっつくペンたてです。

香水をつけることで香りをテーマにしたピアスです。

折り込み方法を工夫して作られた箱です。マグネットで最後にスッと締る感覚が気持ち良いです。

五角形の多面体の箱です。何か大切なものを入れるために。

流れ落ちるお香というものがあり、その煙を楽しむための香炉です。燃えないようにお香台はアルミでできています。

影が美しいキャンドルホルダーです。熱の影響を考慮して二重構造になっています。

閉じると六角形になるCDコレクションホルダー。これは開いた状態です。

とてもスタイリッシュなピルケースです。

「たけのこ」と「うろこ」をテーマにしたカードケースです。非常にシンプルながら実現性の高いデザインとなっています。

お菓子を置く銘々皿です。ラグジュアリーなパーティなどで活躍しそうです。

かなり厚みと存在感のあるカードケースです。

デザイン性の高いランチョンマットです。

磁石でくっつく、ペンケースです。

キャンドルを入れてランタンになります。

メタル紙でできた書類ケースです。

紙のチェスです。携帯性が高いです。

アクセサリー置きです。これ自体が目を引きます。

ワインバッグです。折り方が工夫されています。

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2021年8月5日

掛け時計

道具デザイン演習3の課題は時計でした。

アナログの機構を使用して可動する時計。
住宅やオフィスなどの室内環境で設えることを考えます。

3年生になると、素材も自由、外注もOKな課題です。

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2021年7月28日

時を感じる 2021

道具デザイン演習1 後半の佐藤延弘先生による最終講評会が開催されました。

テーマはいつもと同じですが、今年は3点。量産は考えなくても良い作品で、コンセプトが同じであれば、形が同じものでなくても良い。

今年も様々な個人的な感覚からプロダクトが生まれました。

今年はレジンや、樹脂など使用が簡単ではない、様々な素材が出揃っていた事が全体のレベルと多様性をあげていたように思います。

機能や用途が、そこまで決まってはいない、でも感覚に訴えるような変わった作品が並びます。

今年は、佐藤先生からは3点の賞を設けていただき、選ばれた方には景品が手渡されました。

言われた事をやったのか、自分自身で作り上げていったのか。その違いを評価したい。

と、プロセスにおける各自の向き合い方を大きな評価基準にされていました。

付箋の貼られた幾つかの作品は7月31日、8月1日開催のオープンキャンパスで展示します。

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2021年6月12日

ハンディプリンター

今回は「ハンディープリンター」というプロダクトデザインの課題を行いました。

道具デザイン1の演習を履修したのは2年生26名でした。

 

まだ市場にはそれほど製品がないジャンルの製品であること、自分の手で持ちながら使用感を検証できることなどの理由で、今回は課題に選定しました。

希望者は静岡県のダイワMT様にケミカルウッドを希望サイズにカットしていただき、それをベースに自分で削り、塗装し、仕上げました。

ケミカルウッドとは人工木材のことで、木目がないため非常に削りやすい試作用の材料です。

 

NCなどの機械もないので、手作業で削って行きます。

スプレーの使い方もままなりませんが、サーフェイサーから仕上げまで、慎重にスプレーを重ねていきます。

学生は皆、初めて触るケミカルウッドでしたが、時間をかけて制作して行いくうちにとても愛着がわいたそうです。

その愛着は仕上がりの丁寧さにも見て取れます。

学生からのコメント

自分でも納得いく作品が作れてとても満足しています。

初めて扱う素材で困ることも多々ありましたが、その分発見がいろいろとありました。

今回、木材とケミカルウッドを使ったのですが、ケミカルウッドは加工が容易でした。そのおかげで作業効率があがり、制作の幅が広がりました。本当に感謝しています。

木材と比較し、削りやすさに感動すら覚えました。簡単に、とても綺麗に加工できてうれしかったです。

正直、ここまで綺麗にできるとは思っていませんでした。とても削りやすく、自分が目指す形の模型ができてとても嬉しく思います。

ダイワMT様には早く届けてくださりありがとうございました。傷もなく、サイズも完璧でとても作りやすかったです。本当にありがとうございました。

 

二年生前期とは思えない、素晴らしい作品ができました。

材料をご提供いただきましたダイワMT様ありがとうございました。https://www.daiwa-mt.co.jp/

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