2019年5月31日

バウハウスな照明

二年生前期 道具演習1前半の課題は「バウハウスな照明」

バウハウスはドイツに100年前にあった学校で、14年しか存続しませんでしたが、その考えは100年経った今でも大きな影響を及ぼしています。

 

今期の道具演習は、かつてない大人数の受講者でしたが、みんな頑張って一回目にしてはクオレティの高いものができたと思います。

実際に光らせるワーキングモデルを全7回で作ってきました。

難易度の高い課題でしたが、様々な素材と自分自身向き合い、苦労したと思います。

今まであまり物を作ったことがないという学生が増えてきました。

デザインというのは実際に自身の手で触れること、作ることがとても大事です。

物と向き合う事は、自分と向き合う事です。

すべての作品を掲載しています。

 

「デザインをすることは職業ではなく、一つの姿勢である。」

ラズロ・モホリ=ナギ

 

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2019年3月4日

おみくじのデザイン

道具演習2のつぼ押しの次の課題は、「おみくじのデザイン」でした。

今までのおみくじにない発想のデザインができました。

花ひらき 福田 桃子
水に溶ける紙で全7色の花を包んだおみくじです。水に溶かすことで浮かんでくる花の色によって、その年の運勢を意味する花言葉が分かります。多くの人に花を咲かせてもらうことで、手水舎や池などの神社の水場の景観をより美しいものにし、記憶に残るようなおみくじを目指しました。

てがみくじ 阪口 由芽乃
おみくじは神様からのラブレターと言われています。
“手紙”を誰かから貰うと、温かい気持ちに包まれます。「てがみくじ」は身近な人から手紙が送られてくる形のおみくじです。
母やファン、幼馴染からこれからを予想した言葉が綴られており、手元に残して読み返したくなるようなおみくじです 重ねみくじ 西出佳加
このおみくじは2人でひくおみくじです。2枚の紙を重ねることで1つの漢字が完成します。この漢字が今後の二人の関係に対する助言となっています。家族や友達、恋人など、大切な人とひいてほしいおみくじです。

旅するおみくじ 福旅 樋口睦
日本の名所が描かれた絵葉書型のおみくじです。日本にはまだまだ知られていない場所や伝統産業、文化が溢れています。このおみくじを引いて描かれた場所に行き、絵葉書をポストに投函すると運気が上昇するかも。行った思い出として自分に送り返すも良し、大切な人に絵葉書を送っても良し、あなたの行くべき所を示してくれるおみくじです。

めぐりだま 橋本 麻由
宝探しのようなワクワクを感じるおみくじです。敷地内に置かれためぐりだまから気に入ったものを探してもらいます。運と巡り会う体験をしてもらいたいと思い、めぐりだまを考えました。 花みくじ 鴻巣由季
タンポポをモチーフにした恋みくじです。花びらがおみくじになっており、引き終わったら裏返して元の場所に戻します。全て引き終えると花びらが黄色から白に変化して、綿毛となってあなたの願いを叶えてくれるでしょう。 彩みくじ(いろみくじ) 大西 桃子
日本の伝統色がモチーフのおみくじです。伝統色の中から、一つ色を選び、その色が書かれたおみくじをひきます。裏には、その色にちなんだ運勢や、本や植物、文化など、この一年注目してほしいものが書かれています。これらは、自分の一年に彩りを添え、豊かにしてくれ、この色が、この一年の自分を創る色となるでしょう。

白虎はんこ 吉見奈那子
伏見稲荷の白虎のオリジナルイラストと、そのイラストにあった言葉が描かれたはんこです。
持ち手の表の部分は白虎のイラストしか描かれていません。好きなイラストのハンコを選び、押して欲しいノートや紙とともに巫女さんに渡します。巫女さんに押してもらって初めて、書かれた文字が何かわかるようになっています。白虎共に書かれた文をがあなたの気持ちを前向きにしてくれます。 言葉みくじ 石黒加奈子
自分の年表になるよう記録し保存するおみくじです。その年が終わるときにどんな1年だったかを書き、「あぁ、こんな年だったな」と人生を振り返るきっかけになることを願いました。
内容は心に残るよう短文にしました。
あなたの人生におみくじと言葉が寄り添いますように。

すみれくじ 福濱雛姫
歌劇のまち宝塚に置くことを想定したカプセルトイのおみくじです。カプセルの中には宝塚歌劇にちなんだ言葉が書かれたおみくじと、市内の駅看板をモチーフにしたキーホルダーが入っています。おみくじを通して、このまちをより知ってもらうきっかけになればと思います。

かるたみくじ 湯浅莉香子
おみくじには今後の人生の指針となる役割があると言われています。
百人一首をもっと身近に感じてもらいたくて、彼らが詠った短歌がもっと現代の人に届いてほしくて、短歌をわかりやすく表現し直しておみくじにしました。
先人の思いを指針に送る新たな生活に幸あれ。そんな願いを込めて。

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2018年12月28日

道具演習2 ツボ押し

2018年12月21日(金)は、道具デザイン演習2 秋田道夫先生の課題最終講評会でした。

今年のテーマは「つぼ押し」でした。

かつてなくどれも甲乙つけがたい力作揃いだった気がします。

秋田先生にも絶賛していただきました。

にも関わらず泣く学生が多くいましたが、それだけ今まで頑張って来たから泣けてくる。

しかもその本人が抱えている問題や、頑張りを瞬間で見抜かれた先生のコメントに泣けてくるようでした。

昨年に引き続き、一年生の見学も多く、

「圧巻だった。言葉が出ないのはこういうこと。」

「ものづくりの面白さを強く感じる事ができた。」

「一年後、自分がこんな事が出来るのだろうかと思いました。」

「つぼ押しに興味がなかったが、見て欲しいと思うくらいどの作品も魅力的でした。」

と多くの一年生は驚いたのが感想からわかりました。

去年から一年生が見に来られるようになりましたが、この効果が早速あらわれたと思っています。

去年見ているから頑張れる。今までよりクオリティーが全員上がりました。

 

一位と二位の学生には、秋田先生より80mmという秋田先生デザインのセラミックカップがサイン入りで贈呈されました。

 

一般の方のご参加もあり、「こんな近所の大学でこんな事がおこなわれているなんて」と驚きのお言葉をいただきました。

秋田先生、ありがとうございました。

「プレゼンボードは、上質な絵本のようであれ」

という秋田先生の言葉に多くの学生がハッとしておりました。

 

 

 

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2018年12月14日

ツボ押し 道具デザイン演習2

 

今年の道具デザイン演習2 秋田道夫先生の課題は「ツボ押し」です。

一般聴講歓迎です。

12月21日(金)13:10〜
D0 2階会議室

ポスターは吉見奈那子さんがデザインしてくれました。

 

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2018年6月14日

時計のデザイン(道具デザイン演習Ⅲ)

道具デザイン演習Ⅲでは、ゲストに家具デザイナーの松岡智之氏をお迎えし、時計のデザインの最終講評が行われました。

時計をテーマに各自ただ見やすい、わかりやすい、だけではない様々な時間に対するアプローチが見られました。

針があえて見えないとか、近づかないと見えない、針が無いこともそこには理由があります。

そういった、実用的というよりは挑戦的なテーマのものが多かったように思います。

モデルの精度は高く、プレゼンパネルはみな綺麗で美しい仕上がりでした。

 

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