このたび、生活デザイン学科の学生チームが、知財ビジネスアイデア学生コンテスト「地域ブランド部門」にて近畿経済産業局長賞(最優秀賞)を受賞しました。

「知財ビジネスアイデア学生コンテスト」は経済産業省近畿経済産業局が主催する学生ビジネスアイデアコンテストです。社会課題解決をテーマとして、学生の発想力や企画力をもとに、知的財産を学びながら新たなアイデアを提案してもらうことに取り組んでいます。令和7年度に開催された大会では、全国から133チームが参加。新たなビジネスプランの提案に取り組みました。

本コンテストにおいて、生活デザイン学科の学生チーム「近江商人」が、書類審査、一次審査、決勝プレゼンを経て「地域ブランド部門」にて近畿経済産業局長賞(最優秀賞)を受賞しました。

□作品について

チーム「近江商人」が考えた地域ブランドは「もなかるた」。「琵琶湖しかない」などと自虐ネタに走りがちな滋賀県民。しかし、そんな自虐ネタは、深堀ってみると滋賀県の魅力がたくさんつまっていることに気がつきます。「もなかるた」は「遊んで楽しい、⾷べて美味しい」をコンセプトにした、「もなか」と「かるた」を掛け合わせた新しいお⼟産ブランドです。もなか種は「かるた」のように読み札と取り札から構成され、かるたゲームのように楽しむことができます。遊んだ後はゲームで獲得したもなか種に、あんこを挟んで⾷べます。かるたの内容は、ちょっと笑える「滋賀あるある」。「滋賀あるある」を深掘りした解説書もついてきます。最初はかるたの「あるある」で笑い、解説書を読んで「実は奥が深い」と気づく。ただのネタが新しい発⾒につながり、県民の自己肯定感ならぬ⾃県肯定感を⾼めながら、滋賀の魅力を広めるきっかけになることを目指しました。コンテストでは、収支計画や宣伝・広告なども含めたビジネスプランとして提案されました。

□メンバーについて

「近江商人」は、小柳美緒(生活デザイン学科・3回生)、福田ゆい(同3回生)、桐山結(同3回生)、羽部花蓮(同3回生)、丸山真由(同3回生)の5人で構成されました。

決勝プレゼンは大阪・関西万博のWASSE会場にて開催され、多くの方に観覧いただきました。ありがとうございました。

□知財ビジネスアイデア学生コンテストについて

・経済産業省近畿経済産業局が主催する学生を対象としたビジネスアイデアコンテスト。コンテストは「パテント部門」「デザイン部門」「地域ブランド部門」の3部門から構成される。2025年に開催されたコンテストは、全体で133チームが参加。受賞は、近畿産業局長賞=3チーム(各部門から1チーム),審査員特別賞=6チーム(各部門から2チーム),敢闘賞=3チーム(各部門から1チーム)。

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7月19日・20日は、人間文化学部のオープンキャンパスがありました。

生活デザイン学科のオープンキャンパスでは、入試説明を含め、各分野(住居・服飾・構想・道具)ごとの課題を展示し、担当の先生と先輩たちが説明を行ないました。

2025年8月3日(日)から2025年8月10日(日)にかけて、湖Laboにて環境建築デザイン学科と生活デザイン学科の合同展「対話するしつらえ」を開催しています。

「対話するしつらえ」展では、便利さを追い求める中で見落とされがちな、モノとの対話や背景の大切さを見つめ直します。プロダクトは、ただの機能ではなく、人と空間をつなぐ「しつらえ」になれるのではないかと問いかけます。

作り手は場所と対話しながら作品をつくり、来場者は作品と対話しながら空間と向き合います。その中で、作り手と来場者との間にも新たな対話が生まれることを目指しています。

本展では、そんな小さな「対話の連鎖」を引き起こすプロダクトたちが集まります。機能だけでは語れない、モノとの関係のもうひとつのかたちを、のぞきに来てみませんか?