2019年7月31日

本物の家具

サステナブルデザイン論では、SEIKO Vee -Vasの西栄子様にお越しいただきまして、家具のお話をしていただきました。

SEIKO Vee -Vasは2019年で創業88年。こういった良い家具を扱うお店も近年、少なくなっています。

お店では、時間が経っても飽きないものを厳選して取り扱われています。

西様からは、日本の文化と家具産地の関わり、箱物と脚物家具。北欧の家具が日本の空間に合う話、ウェグナーの職人からデザイナーになった話。
キリムの良さなどについて、非常にわかりやすくお話いただきました。
ウェグナーのザ・チェアはじめ、松岡智之氏の日進木工の新作も印南先生にお借りし、南先生の研究室の椅子もお持ちして10脚以上の椅子に座り比べるという贅沢な時間になりました。
西様のお話からは家具への愛情が溢れており、学生も本物の家具に触れて、その安心感を肌で感じ、これまでとは家具を見る目が変わったと感激しておりました。
家具販売という仕事についても、多くのお客様の幸せな時間に立ち会える仕事ということに、興味を持った学生が多数でした。
本当に良い時間をありがとうございました。http://vee-vas.com/
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2019年5月24日

BIWACCA せっけん運動

2019年5月24日のサステナブルデザイン論では、BIWACCAさんにお越しいただきました。

BIWACCAさんは、琵琶湖環境のために合成洗剤ではなく、せっけんを使うことを広める活動をされています。

今回、一年生の演習課題で「釜炊き粉せっけんのパッケージデザイン」に取り組みます。

せっけんてそもそも、合成洗剤と何が違うのか?
みんな、合成洗剤の方が汚れがよく落ちると思っていますし、それを買うのが普通です。

しかし、洗剤によっては汚れを白くするために白く着色している商品もあるとのことでした。

せっけんは、100%微生物に分解され、残留はゼロになるとのこと。

しかも、せっけんは廃油から作られており、捨てるはずだったものが、せっけんに生まれ変わるのです。

こういった知識も普通に暮らしていたら得ることができません。若い人たちにせっけんの良さを知ってもらうことはとても大事です。

デザインする前に一度、せっけんを使って欲しいということも大事ですね。

実際に使ってみないと表面的なデザインになりがちです。

講義後も、熱心に質問する学生たち。

実際に話を聞いてせっけんに興味を持った学生多数でした。

今日の講義を踏まえ、次週の造形基礎演習ではパッケージデザインの案を持参です。

下の写真はリニューアル前のもので、今回はリサイクル可能な紙のパッケージにリニューアルします。

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