興味のある分野を 組み合わせて学べます

2019年7月22日

時を感じる〜はじく

道具デザイン演習1の後半は、佐藤延弘先生の「時を感じる」課題です。

今年は、「はじく」をテーマに学生が作品を制作しました。

毒のある動物の警戒色に他の動物が近づかないことや、ロウが水を弾く特性、磁石が反発しあう事など、

個人個人が様々な解釈で「はじく」について考えた成果が作品になっていました。

学生も、普段考えたことが無いような一つの「言葉」の掘り下げに四苦八苦していましたが、みんな形になっていました。


佐藤先生のPull Push Products.は、「素材」と「ストーリー」をコンセプトに、クラフトの手法を用いて手仕事で製作したアイテムを発表しています。

https://pull-push.com/

 

2019年7月10日

モデルの提出日でした。

 

2019年7月24日

最終プレゼンの日でした。

はじくをテーマにした全作品を掲載します。

 

学生一人一人が2分でコンセプトを説明します。

時間内できちんと伝えることができなかったと後悔する学生もいました。

 

以下に、選ばれた上位3作品をご紹介します。

「種」に注目したクッションの作品です。

途中、どうなるかと先生は心配されていましたが、クッション3個を作り、終始楽しそうに作っていたのが印象的でした。

こちらの薄く透明なオブジェは、指で弾いてさまざまな音を楽しむプロダクトです。

はじくというテーマをストレートに解釈し、ありそうでなかったものになっていました。

現物をみないとわかりませんが、これはネオジムマグネットが円の中で反発しあって、決してくっつかないものです。

磁石の反発力を可視化した作品です。

 

 

優秀作品三点には、佐藤先生より豪華景品が贈られました。

学生がうらやましいです。

佐藤先生は、一つのテーマを途中で投げ出さずに深め、考え続けることを重視されて指導されています。

学生にとっては「はじく」という単純な言葉の意味をずっと考え続けた二ヶ月でした。

その中で、うまくいった人、満足できるものができなかった人。様々でしたが、

それぞれの中で考え続けた「はじく」は、皆の考え方に新たな価値を与えてくれたと思います。

佐藤先生ありがとうございました。

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2019年7月14日

躍動するfolly 

「躍動」を立体構成で表現する課題でした。

follyとは特定の用途を持たない建築のことを言いますが、follyの解釈が難しかったようです。

色彩でも、動きのある配色というのができますし、

形態でも、動きのある構成というのができます。

それらを組み合わせて躍動感のある造形を考えてもらました。

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2019年6月17日

人間文化セミナー まとふ

2019年6月17日の人間文化セミナーはアパレルブランド matohuのお二人にお越しいただきました。

matohuさんは、お二人とも大学では哲学と、法律とまったく違ったことを勉強されていましたが、その後ファッションの世界へ足を踏み入れられました。

日本をテーマにどういった考えで服を作っているのか。

非常にロジカルで説得力のある説明が圧巻でした。

ファッションを学ぶ学生に取って、いやそれ以外の人にも、コンセプトや考えて生み出す事の大切さが伝わったのではないでしょうか。

東京コレクションのショーの形式も50年以上変わっていない事に疑問を持ち、自分たちにしかできないことをショーの表現でも模索して、評判を呼んだそうです。

目の前にあることに疑問を持つ事の大切さですね。

最後にお二人は、学生に対して以下のお言葉で締めくくられました。

「ぜひ、回り道をしてほしい」

「打ち込める自分の好きを見つけて欲しい」

貴重なお話ありがとうございました。

 

時間の都合で観られなかった動画は以下のHPでご覧いただけます。

https://www.matohu.com/

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