興味のある分野を 組み合わせて学べます

2021年2月9日

卒業研究・制作発表会2020

2021年2月1日に2020年度卒業研究・制作発表会が開催されました。

今年は会場の分散と、下級生も審査会は見にこれないということになりつつも、4年生のみでコロナ対策を十分に行い対面で開催できました。

今年は大きなブースが多く迫力ある展示が並びました。

NHK大津放送局も取材に来られました。

コロナ禍で様々な制限があるなか、卒業制作お疲れ様でした。

今年は展示終了後に2月15日よりwebで卒業研究と制作を公開するようです。

またこちらでもご紹介します。

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2021年1月30日

6立方メートルの空間

2020年度基礎設計製図の最後の課題は6立方メートルの空間です。

 

「6mという空間に合っている設計」というのが非常に重要です。

「6m」に自分のやりたいことを押し込んでいる人とは大きく異なります。

 

今回は写真が良いものが多かった印象です。天気の良い日に撮影できるかどうかでかなり印象が変わります。

屋根、壁を外せるようにとは書かれていましたが、作らなくて良いとは言ってません。

壁と天井がない作品が多かったです。来年はちゃんと作ってもらえますようここにメモしておきます。

立方体の中に卵が入っている対比とリアリティのあるスケール。サッシが効いています。写真とプレゼンが抜群でした。

敷地は山科のインクライン。非常に面白い敷地を活かした提案です。建物の中身が車輪で引き出されます。外壁のレンガもその土地にあったねじりまんぼからの引用です。実際に建っていたら大人気になるでしょうね。

床と壁と階段を巧みに使った、ジャングルジム的構成が非常に面白い案です。

醒ヶ井の梅花藻をみるための施設。階段の水面のブルーの樹脂など樹脂から作っています。非常に精緻に作られており模型の精度は1位でした。

変化のある空間が面白い提案です。

建築の中に船が入っています。船屋からインスピレーションを得た作品です。

和歌山の海の前に位置するギャラリー。

ランドスケープとしての面白い土地への建ち方をしているデザインの展望台。

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2020年12月25日

道具デザイン演習2「片付ける」

今年も、年末恒例の道具デザイン演習2秋田道夫先生の講評会が25日クリスマスの金曜日に行われました。
2020年のテーマ課題は「片付ける」です。
当日に向けて学生たちの本気さは並々ならぬものがあり、履修していない同級生も見に来ていましたが、彼女たちの成長ぶりを目の当たりにしたことでしょう。
「生活デザイン学科」らしいと評していただきましたが、私もプロダクトデザインの中心には誰もおらず、みな周辺に散らばった案が多かったと思います。
自分の技術で可能な範囲で考える思考力はデザインを考える上でとても大事だと思いますが、様々な物質に触れた経験が乏しい人が多くなってきたこと。
石で作りたいと学生が言ったものを石以外で作って、石の風格は出せない。そこを制限するより、やりたいことを思い切ってやってもらう方が良いと思い外注も認めました。そのことにより、作業労力に個人差は出たと思います。
しかし、秋田先生にも図解していただきましたが、そうやって、中心からかなり遠くに今まで見えなかったような羊が見えたこと。またその反対側に手作業で根性で作った羊が見れたこと。こういう幅のある作品が並んだことは学年全体に刺激を与えたと思いました。

赤い板は、武内さんの作品。ハンガー収納。

秋田賞は、武内さんと北澤さんが選ばれました。
他どれも甲乙つけがたい出来で、歴代屈指のレベルと感じました。

秋田先生 素晴らしいプレゼントありがとうございました。(目をつぶった写真しかなく申し訳ございません)

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