2020年12月25日

道具デザイン演習2「片付ける」

今年も、年末恒例の道具デザイン演習2秋田道夫先生の講評会が25日クリスマスの金曜日に行われました。
2020年のテーマ課題は「片付ける」です。
当日に向けて学生たちの本気さは並々ならぬものがあり、履修していない同級生も見に来ていましたが、彼女たちの成長ぶりを目の当たりにしたことでしょう。
「生活デザイン学科」らしいと評していただきましたが、私もプロダクトデザインの中心には誰もおらず、みな周辺に散らばった案が多かったと思います。
自分の技術で可能な範囲で考える思考力はデザインを考える上でとても大事だと思いますが、様々な物質に触れた経験が乏しい人が多くなってきたこと。
石で作りたいと学生が言ったものを石以外で作って、石の風格は出せない。そこを制限するより、やりたいことを思い切ってやってもらう方が良いと思い外注も認めました。そのことにより、作業労力に個人差は出たと思います。
しかし、秋田先生にも図解していただきましたが、そうやって、中心からかなり遠くに今まで見えなかったような羊が見えたこと。またその反対側に手作業で根性で作った羊が見れたこと。こういう幅のある作品が並んだことは学年全体に刺激を与えたと思いました。

赤い板は、武内さんの作品。ハンガー収納。

秋田賞は、武内さんと北澤さんが選ばれました。
他どれも甲乙つけがたい出来で、歴代屈指のレベルと感じました。

秋田先生 素晴らしいプレゼントありがとうございました。(目をつぶった写真しかなく申し訳ございません)

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