2018年4月13日

シンボルマークのデザイン

今日は新入生、最初の生活造形基礎演習の授業でした。

キーワードの書き出しからディスカッションを経て、自分のシンボルマークを考えてもらいました。

150分で形になりました。

皆それぞれ、自分の名前に関係したデザインになっています。

全員の作品を貼り出して、全員で自分以外で気に入った作品に投票をしてもらいました。

課題は人の作品を見て学ぶところが多くあります。

人気のあった5名にはコンセプトを説明してもらいました。

先生が票を入れるものと、学生に人気のあるものは必ずしも一致しませんし、今日は採点はしません。

今回の皆の作品を見て、来週までにどうブラッシュアップして変わるか。

今日、高得点だったからといって安心できません。

あまり変わってないものより、新鮮なものの方が目につきやすいですからね。

ここからが勝負です。

来週が楽しみです。

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1週間後の最終講評です。

みんな、アクリルガッシュで綺麗に描いてこれています。

一つは、企業のCIのトレース。

トレースの意味がわからず、スマホの画面を見ながら目視で描いている人が多く驚きました。

もっと、作者に対してリスペクトをしないといけませんね。

比率などを独自に変えてしまっては、意味がありません。

もう一つは、自分のマークのデザイン。

難しいのは、前回割と出来が良くて得票を集めてしまった人。

そこから先に何をすれば良いのか悩むでしょう。

しかし、デザインは答えも限界もありません。

さらなる勇気を持って自分の作品を突き放し、客観性を持って考え続けることが重要なのです。

今回、満点をつけた学生の一人を取り上げます。

イニシャルのAKを手のOKマークに見立ててデザインされています。

若干、スーパーのマークのような感じもしますが、後ろの四角い枠から飛び出し、

若々しく、広がりのある、元気なイメージが表現されています。

前回の案は上の方の写真の黄色いものでした。

前回は先生2名とも票を入れていません。

見比べると、ベースは変わっていませんが、形態は洗練され、配色や背景の効果でかなり良くなっているのがわかります。

うまいと思います。

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