2022年11月1日
最小限住宅の増築
生活デザイン学科では2回生から各分野の演習が始まります。住居分野では住環境設計演習として、戦後住宅史の名作のひとつである最小限住宅を題材に、学生自身の両親と学生夫婦とが住む住宅を増築設計を行いました。
実際の住宅を集団で見る機会は、なかなか無いため、大阪服部緑地にある日本民家集落博物館で見学を行いました。ここは日本全国の民家が移築されている、日本有数の屋外型博物館です。日本の住宅の原型を見ながら、その土地の風習や文化、それに伴う建物の型について学びます。
最終的には図面と模型を制作し、プレゼンテーションを行います。建築学科との違いとして、素材感の表現が挙げられます。これは、建築物のコンセプトに加え、そこでの建材などの素材感、家具などの道具が生活にどのような影響を及ぼすかを考えながら表現します。
建築設計は模型と図面の表現に目がいきがちですが、実際のリアルな建物や、自分自身が両親と住むリアルな生活感が、コンセプトを強化する設計訓練になっていると考えます。
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