民族学級について

 戦後、滋賀県下の公立学校には多数の「民族学級」が設置されました。その名残を示す像も各地に残されています。

 ゼミでは、2005年5月10日にそれら民族学級に関する文献を読み合わせて事前学習をした上で、2005年5月19日に、彦根市立城東小学校と、旧米原小学校に残されている、朝鮮人児童と日本人児童・教師が手をつないだ姿の銅像を見学に行きました。その際の発表レジュメや写真を掲載します。

 民族学級について、何か記録や記憶をお持ちの方がもしこのページをご覧になりましたら、どうぞ下記までご連絡ください。

2005年5月10日事前学習レジュメ

中島智子「在日朝鮮人教育における民族学級の位置と性格」のまとめ(by網谷真由美)

李圭台「民族の誇りを伝えて」のまとめ(by原智幸)

戦後の滋賀県における民族学級(by稲継靖之)

滋賀県の民族学級関連年表

2005年5月19日実地見学の様子

彦根市立城東小学校の「平和の誓」像

旧米原小学校の「平和の光」像

【実地見学参加記】

今回実際に彦根市立城東小学校、旧米原小学校に残る二つの像を見学して考えたのは、その像の存在意義だ。在日の人達が無理をしてでも、像製作のために多額のカンパをしたのは、『そうしてでも両国の親善のために残したい』という強い信念を持っていたからだと思う。その人達の思いとは、反対に、現在の両国の関係は悪化している。そんな時こそ日本の子ども、教師、朝鮮人のこどもがしっかりと手をつなぎ、親善を願うこの像の存在意義をもう一度考えてみる必要があると思う。(by鎌田賢博)

2005年6月

在住堅田朝鮮人帰国記念樹の碑

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