大韓民国

光云大学

西垣 有里菜

Q1. 留学先と期間を教えて下さい。

大韓民国ソウル特別市 光云大学 2016年2月~2016年12月

Q2. 留学の動機についてお聞かせ下さい。

大学1、2年のとき第二言語で韓国語を選択し、日本語と似た部分があるこの言語に興味を持つようになり、3年の時には古代朝鮮史関連のゼミに入ることに決めました。当初は留学のことは全く考えていませんでしたが、実際に韓国留学に行かれた先輩の話を聞いてからいろいろと調べていくうちに、自分にも外国語を学ぶチャンスがあるということを知りました。私はもともと外国語を話せる人に憧れを持っており、自分もそうなりたいという思いもあったし、韓国語がわかれば文化や古代朝鮮史への理解が深められると思ったので、留学を決意しました。

Q3. 留学で何を学びましたか?

まず、言葉が通じない場所に一人で飛び込んだことは、私にとって大きな経験になりました。私は韓国語をほとんどしゃべることができない状態で留学に行ったのですが、言葉が通じない外国での生活は予想以上に心細く、最初の頃は不安しかありませんでした。でも積極的に友達と話したり、お店の店員に話しかけたりしていくうちにこれを乗り越え、前よりもたくましくなれたと思うし、自信もつきました。   次に、韓国に留学することによって、そこで生活してみないとわからない日常生活のあり方や韓国人の考え方を知ることができました。さらに最近では、私が韓国にいる間にソウルで朴槿恵大統領の退陣を要求する大規模なデモが開催され、韓国人の政治に対する意識の高さに驚かされました。   また日本との関係が問題視されている韓国なので、留学に行く前は反日の人がいるかもしれないと思っていましたが、私が出会った人達の多くは日本が好きだと言ってくれました。人の考え方は様々なんだと気づかされたし、先入観を持ってしまうとそこから何も進まないと感じたので、それを頭の隅に置いて生活しなければいけないなと思います。

Q4. 留学の経験を今後どのような形で生かしていきたいですか?

今回留学を経験したことで、何かトラブルが起きてもちょっとやそっとでは動揺しなくなったと思うし、間違っていてもいいからとりあえず行動してみようと思うことが多くなったと思います。海外での生活を経験し、自分から行動することの大切さを知っているので、それはこれからの生活にも生かしていけると思います。 また語学を学ぶことで自分の可能性を広げられるということを知りました。今までのように暮らしていたら出会うこともなかった人と友達になれたし、韓国人との交流を通して、食事のマナーや言葉の捉え方など知らなかった文化も知ることができました。これは全て留学をしてこそ得られるものなので、留学することができて本当によかったなと感じます。将来的には韓国に関連する仕事、または韓国語を生かせる仕事に就けたらいいなと思います。

Q5. 留学を考えている高校生にメッセージをお願いします。

留学といえば、英語圏への留学をイメージする人が多いと思いますが、滋賀県立大学では中国、韓国、モンゴル、ドイツ、フランスなど英語圏以外の交換留学先も豊富です。英語は苦手だけど留学はしてみたいという人には、このような選択肢があることも覚えていてほしいです。私は韓国に留学しましたが、留学を終えて思ったのは、もっと韓国語を極めたい、さらに新しい言語を学びたいということでした。学べば学ぶほど楽しくなる語学留学をぜひみなさんにも経験してほしいと思います。  
テコンドーの発表会にて
韓国の伝統音楽についての授業
韓国語を勉強中