フランス

オルレアン大学

澤田 愛

Q1. 留学先と期間を教えて下さい。

20199月~20207

Q2. 留学の動機についてお聞かせ下さい。

大学1年生のときに一ヶ月間フランスへ短期留学したことをきっかけに、海外で長期間暮らすことに興味を持ち始めました。日本で生まれてから海外に行ったり外国で暮らしたりするという経験を全くしてこなかったので、日本以外の国の生活や文化の中で暮らしてみたいと思ったのがそのときの動機です。今回の留学でその一ヶ月間で得たフランスの文化や生活に関する知識や経験をより深めたいと思いました。

Q3. 留学で何を学びましたか?

言語や文化はもちろんですが、私は留学でフランスと日本という二つの国の違いについて学ぶことができたと思います。それは気候や文化、生活、習慣の違いであり、政治や経済の違いでもあり、国民の考え方や性格の違いでもあります。人との会話や現地での生活を通してフランスについて知ることが日本を知ることにつながっていたり、それによって二つの国のそれぞれ良いと思うところや欠点と思えるところに気付けたりしました。また自分の常識は相手の常識ではないということも再認識することができました。

Q4. 留学の経験を今後どのような形で生かしていきたいですか?

現地の大学では私と同じ20歳くらいの学生から50歳くらいの大人まで、働きながら通っている人、子供がいる人、母国から逃れ移住してきた人、フランス語を使って働くために言葉を学んでいる人などに出会いました。フランスにはフランス人だけではなく、肌の色も眼の色も異なる実に様々な人種の人が住んでいます。私は今後日本で働き生きていく間に自分の将来に関する選択をするとき、「そうするしかない」とか「こうするのが当たり前だ」と思わずに、広い視野を持って物事に向き合うことを心掛けたいと思っています。

Q5. 留学を考えている高校生にメッセージをお願いします。

私はこの長期留学を決断する際に迷ったことが二つあります。一つは約一年間家族に会えなくなること、もう一つは一年生の頃から続けてきた部活動を途中で辞めなければいけなくなるということです。しかし留学をしたいという気持ちを持ってしまった以上、その決断をしなければ将来必ず後悔するだろうと思いました。また新型コロナウイルスの影響でフランスにいながら学校に通うこともどこかに出かけることもできなくなったとき、自分がいつかしたいと思っていることは後回しにするべきではないと感じました。 留学に限らず、興味のあること、したいことには積極的に挑戦するといいと思います。
オルレアンの街と大学の風景