2012年9月アーカイブ

日本建築学会大会2012

utsutsujinjya.jpg 先週、日本建築学会大会(会場:名古屋大学)にて、「パルミラ遺跡北墓地129-b号墓の外部復元」を発表してきました。内部復元とあわせていくつかご質問をいただき、今後の研究に活かしたいと思いました。

 また、日本建築学会大会の合間に、春日井市にある三階蔵の見学に向かったのですが、その先で立派な建物に出会いました。それは内々(うつつ)神社にある拝殿なのですが、海老虹梁とよばれる梁材に施された彫り物の見事さ! このようなりっぱな建造物があることを知りませんでした。まだまだ勉強不足を思い知らされました(写真は、内々神社・海老虹梁の龍の彫り物 )。

屋根裏での発見!

yaneura.jpg 先週は、彦根市内にある足軽屋敷の実測調査に行ってきました。

 調査のために屋根裏にあがりましたが、建物の骨組みはしっかりしており、立派な部材を拝見することができました。ただし、当日は気温が30度を超えていましたので、しばらく屋根裏にいると玉のように汗が出てきました(写真は、かつての土間上部の空間。すすのため、部材が黒光りしています)。

近江商人屋敷と庭園

tyousahuukei.jpg 先週、中山道・高宮宿にある近江商人屋敷の実測調査を行いました。この実測調査は、昨年度から継続的に行われており、今回で5回目となります。

 一般に近江商人の屋敷にはりっぱな庭園があり、庭園を屋敷内に設けることが商人としての成功の象徴と考えられていた節があるそうです。そのため、今回の調査では、「庭園」を中心に調査を行いましたが、屋敷が広いために実測するのも一苦労でした(写真は、学生による庭園の実測調査風景)。