「「東藩」から「誠信」へ:一七世紀後半における対馬藩の外交的修辞の転換」(『韓日関係史研究』85、2024年)
「寛永一三年朝鮮通信使の日光参詣とその記憶:近世日本の「武威」外交に関する再考」(『東洋史学研究』163、2023年)
「日朝国交回復に関する江戸時代の歴史叙述:一七世紀の成立過程を中心に」(『韓日関係史研究』78、2022年)
「訳官使の役割拡大と接待儀礼」(『朝鮮学報』254、2020年)
「十七世紀後半の日朝関係と対馬藩:権現堂送使の新設交渉を中心に」(『史林』100-4、2017年)
主に近世日朝関係史を研究しています。近江といえば対外交流史とはあまり関係のない地域にみられるかもしれません。しかし、朝鮮から来日した通信使が通った朝鮮人街道が広がっており、また18世紀初期の日朝関係の中で活躍した雨森芳洲の故郷でもあります。このように、東アジア、またそれを超えて世界にもつながる幅広い交流の歴史について、みなさんと一緒に考えていきたいです。