准教授

金 宇大 KIM Woodae

専門:
世界遺産学
考古学

古代の日本列島と朝鮮半島との間にどのような交流があったのか、その実態を考古学の立場から明らかにすべく、日韓両国の古墳に埋められた副葬品の研究に取り組んでいます。現代に遺された様々な「遺産」には、過去の謎を解き明かすための多くの手がかりが隠されています。物言わぬ「遺産」を通して、太古の歴史をひもといていく楽しさを、ぜひ体験してみてください。

ゼミの風景

高霊池山洞古墳群の踏査
扶餘陵山里古墳群
集安将軍墳

主な著書・論文

・「古代の刀から「人間」を見る―交流史の再構築のために―」(『REKIHAKU 002 いまこそ、東アジア交流史』,国立歴史民俗博物館, 2021年)
・「蕨手刀の始源に関する一考察―張出双脚足金具の構造から―」(『滋賀県立大学考古学研究室論集Ⅰ―考古学研究室25周年・中井均先生退職記念―』,滋賀県立大学考古学研究室, 2021年)
・「旋回式単龍環頭大刀の新例とその評価」(『文化財と技術』第9号,工芸文化研究所, 2019年)
・「刀剣から読む古代朝鮮と倭」(『第4回古代歴史文化講演会 刀剣が語る古代国家誕生 資料集』,古代歴史文化協議会,2019年)
・『金工品から読む古代朝鮮と倭――新しい地域関係史へ』プリミエ・コレクション79(京都大学学術出版会, 2017年)