2020年度3回生

石野 稜真

石野 稜真

Q1.地域文化学科を選んだ理由を教えて下さい。

一番は考古学を学びたいという思いからこの学科を選びました。元々、歴史の話を聞くことが好きで、高校まででの授業では学べない歴史などを聞くことに興味を持ち、歴史の面白さを深く知りたいと思いました。その中で、モノから歴史を考える考古学は今まで考えたことのないことであり、新たな視点から歴史を見てみたい・学びたいとの思いから考古学をやりたいと高校生の時に思い、この学科に進みました。発掘調査に行くことも魅力的に思い、フィールドワークを重視し、深く学べる学科であるので、多くの挑戦ができるのではないかと考え、この学科を選びました。また、滋賀県の歴史について今までになかった視点から見ていくことができ、より専門的に知ることができることもこの学科の魅力です。

Q2.あなたのオススメの授業を紹介して下さい。

考古学を学ぶ上で必要となってくる実測や測量について学ぶことができる考古学実習です。発掘調査中にする測量や、その後の報告書を作る際の遺物の実測といったように本格的な技術を学ぶことができます。また、測量については大学にあるスロープの石垣断面図作成、標高のレベル移動、墳丘に見立てたものの平面図作成などがあり、滋賀県立大学を調査している気分になるような楽しさもありました。難しいこともありますが、しっかりと先生に教えてもらうことができます。また、発掘調査への知識がつくので、実際の現場に行ったとしてもすぐに活躍できる力もつきます。考古学という分野を学びたい人には絶対に取って欲しいし、楽しいと思える授業です。

Q3.今までどんなフィールドワークをしましたか。

授業内や自分で調査に行くフィールドワークをする機会は多くありました。その中でも特に、岐阜県可児市で国史跡金山城の発掘調査に参加したことが印象に残っています。考古学を学びたいという気持ちから、1回生の時から参加させてもらいました。初めての発掘調査ということもあり、分からないことが多くありました。しかし、先生や先輩、担当技師さんなどから発掘・測量の仕方など多くのことを学び、考えながら発掘する必要性を知ることができました。傷つけないように如何にして掘っていくのかと考えながらするのは本当に楽しいです。また、出土遺物が出ると興奮します。その後の整理作業も参加し、多くのことを学ぶことができ、経験値は上がったと思います。今後もこの発掘調査の経験を研究に活かしていきたいと思っています。

Q4.どんな受験勉強をしましたか。

初めは自分がイメージしたことを実現させるためのスケジュールを作り、しっかりと計画した上で受験勉強を取り組み始めました。そして、夏までに基礎を固め、その上で応用に繋げていくような勉強をしていきました。その中でニガテ分野を発見し、特に重点的に取り組んでいきました。また、塾などには行っていませんでしたが、高校側が設けてくれた補習や放課後の自主学習には徹底的に取り組みました。しかし、そればかりをすると息が詰まってしまうので、しっかりと目標を立て、達成した時には自分なりのご褒美を設けて頑張っていました。そして、入試が近づくと過去問を徹底的にこなし、先生の指導を受けながら、合格へ向かって最後まで自分にできることを考えながら勉強に取り組みました

Q5.受験生へのアドバイスをお願いします。

地域文化学科には多くの分野があり、各分野で楽しみを持ちながら学んで行くことができます。特にフィールドワークを通して、今までに経験したことがない場所に行き、大学内だけでは体験できないことがたくさん待っています。自分のやりたいことに対して挑戦できる場を見つけることができます。もちろんまだやりたいことが決まっていない人であっても本当に多くの経験ができます。楽しく素晴らしい経験があなたを待っています。受験勉強に対して嫌な気持ちを持つことも多くあると思いますが、是非、自分自身がフィールドワークに出て、新たな発見をしている姿を想像しながら受験勉強をしてみてください。また、日々の努力は裏切りません。自分のやりたいことをするためにも頑張ってください。