このたび、滋賀県立大学内にて生活デザイン学科28期生による「卒業研究制作展ne!」を開催することになりましたので、お知らせいたします。

今年度のコンセプトは「ne!(ね)」。同じ大学、学部、学科という土壌で成⻑してきた 28 期生。たくさんの周りの人から、肥料と水を貰い、のびのびとわたしたちらしく成⻑してき ました。時には、ねじれ絡まりながら、互いを認め、混ざり合い、唯一無二の「カタチ」を 探してきました。この卒業研究・制作展で咲かせた「カタチ」は様々な分野にまたがり、個 性が光っています。たとえ、咲かせた「カタチ」が違っていても、想いの根はみんな一緒だ よ ne!

【卒業研究・制作例】
彦根銀座商店街を舞台に、日常生活の視点からごみを減らしたり、ものを大切にしたりす
る「ごみ問題に対する意識を高める場の提案」(住居)や、同じく彦根銀座商店街を舞台に、 衰退というあえてネガティブな側面に焦点をあてたコンテンツを制作し、参加者が未来に ついて考えるきっかけを作る「衰退をテーマにしたホラーコンテンツのデザイン」(構想) など、地元に関連した研究・制作も行っています。
他に、災害時に役立ちながらも日常生活の中でも自然に着ることができる衣服の提案「フ ェーズフリーの視点から考える防災服デザイン」(服飾)や、女子大学生の悩みにアプロー チし、ヘルスコミュニケーションを実践する「女子大生のための食生活支援」(道具)など、 日常生活や身近な事象に関連した研究・制作が揃っています。

Instagram : https://www.instagram.com/usp_design28_ne

生活デザイン学科3回生の上坂舞愛沙さんが「GMO DESIGN AWARD」でプロダクトアイデア部門、学生カテゴリー:優秀賞+審査員特別賞(ビジュアルランゲージ賞)受賞しました。

作品概要:家族の時間を彩るプロジェクター「かげえものがたり」。
深度センサーで手の影をリアルタイム認識し、AIが影絵に色や多様なエフェクトを加える。反射光と暖色系の色で目に優しく、家族の対話と想像力を育む。

生活デザイン学科の学生グループ(綾部 仁子さん、橘 憂乃さん、日敷 佳奈さん)の作品が、2025年度JID NEXTAGE部門入選作品として選ばれました。
JID(日本インテリアデザイン協会)は1958年設立の歴史ある団体で、JID賞は、これまで数々のインテリアデザイナーが受賞してきた賞です。
この応募作品は、SDGsの取り組みに関するファッションショーの空間デザインであり、2024年度に京都文化博物館で開催されたものです。

作品概要:この展示什器は、2022 年からはじまった繊維廃材を使用したイベントで制作したものである。今回ここで求められたのは、2 日間という短い期間で、ファッションショー、展示、ワークショップ、講演会と、さまざまに変化する場所である。そこで提案したのは、会場中央の島に展示什器を設置し、そこにまるで家での生活のように、ハンガーに吊るされた服を引っかけ、またそこから外して着替えていく、そんな日常を感じられる什器を設置することである。ふたつの島はL字型の平面を持ち、そこに斜めに梁を通すことで、床のあるところと無いところをつくり出し、高さの異なる衣装の展示に対応している。上部構造は、材料として、主に梱包材に用いられ、挿し木植林から世界各地で木質資源の枯渇対策に役割を果たすポプラLVL を使用した。また出来るだけ製品としての長さをそのまま使用し、イベント終了後に転用できるようにしている。 また、それ以外の材料も舞台製作用の仮設箱台を用いて設置することで、全体でのゴミゼロ化、ゼロウィストを実現している。このように、非常に簡単な造作や構成であるが、構法や使用する材料も、環境循環型の設計とし、誰もが自由に参加できる、繊維廃材の循環を意識する展示であることを心がけた。

用途・機能:展覧会ディスプレイ(空間構成、什器デザイン・制作)
会場:京都文化博物館別館(京都市中京区)
会期:2024年9月12日(木)~13日(金)(二日間、設置・撤収込)
会場面積:255㎡
什器面積:14.58㎡
(JID賞 https://jid-award.com/)

作品名称:「私たちのSDGs2024」EWC FASHION SHOW
設計・制作:滋賀県立大学佐々木研究室(担当:綾部 仁子、橘 憂乃、日敷 佳奈)
クライアント:「私たちのSDGs2024」EWC FASHION SHOW(日本繊維機会学会・繊維リサイクル研究会、私たちのSDGs2024実行委員会)