声の玉手箱
—愛荘町有線放送アーカイヴズから—
愛荘町の有線放送の歴史
滋賀県愛荘町は、平成18年(2006年)2月の合併前には秦荘町と愛知川町の二つの町から成っていた。それぞれの町に有線放送があったが、愛知川有線放送は平成2年(1990年)9月30日になくなり、現在では秦荘有線放送農業協同組合のみが活動している。かつての愛知川有線放送の記録と秦荘有線放送との記録から成るのが、「愛荘町有線放送アーカイヴズ」である。
ここでは、秦荘町有線放送農業協同組合『HHK 20年のあゆみ』(1983年)をもとに、秦荘有線放送の歴史をたどっておこう。
秦荘有線放送の歴史
- 昭和38年(1963) 秦荘町有線放送農業協同組合設立。大字蚊野で開局完工式(加入者数1711戸)。有線のど自慢大会。
- 昭和42年(1967) 公社接続業務を開始(3回線)
- 昭和46年(1971) 公社接続回線増設(7回線)
- 昭和47年(1972) 屋外トランペットスピーカー工事。安孫子に本部移転、本館竣工。
- 昭和48年(1973) 「福祉だより」放送はじまる。
- 昭和49年(1974) 「おはようマイク」「お誕生日」放送はじまる。
- 昭和50年(1975) 「有線俳壇」はじまる。
- 昭和54年(1979) 「ふるさと談話室」はじまる。
- 昭和55年(1980) 愛知川警察署警防課「愛警メモ」、愛知郡消防署「緊急出動」はじまる。
- 昭和56年(1981) 「父兄の声」「家庭教育シリーズ」はじまる。
- 昭和57年(1982) 「歌ってみませんか」はじまる。
- 昭和58年(1983) 「みんなで語ろう」「有線冠句、川柳」はじまる。開局20周年記念式典挙行。
- 平成2年(1990) 愛知川町有線放送局放送閉局。
- 平成18年(2006) 秦荘町、愛知川町が合併し、愛荘町となる。
(文責:細馬宏通)