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【木工室プロジェクト】
このプロジェクトは、滋賀県立大学に木工室を設置しようというものです。というのも、私たちの大学には建築や生活に関わるものをデザインする学科があるにもかかわらず、大掛かりな作業をする為の設備や施設環境が整っていません。さらには、日本を代表する建築家であり、この滋賀県立大学の教授であり、キャンパスのマスターアーキテクトであった、故内井昭蔵先生の残された思いに、学生の手でキャンパスを完成させたいというものがあります。それらの理由で立ち上がったのがこの木工室プロジェクトです。
具体的には、滋賀県甲賀郡水口町にある旧水口藩主の持ち物であった蔵を移築し、木工室として利用しようと考えています。
今年で２年目の活動となり、前年度は、木工室という用途に加え、広く学生が使用してほしいものとして様々な意見をもらうために、用途・デザイン募集の学内コンペを開催しました。他に部材調査なども行いました。現在は移築、改修のための費用を集めるために何種類かの申請書類を書き終え、その申請が通った時の為に、移築の計画に移るところです。
移築の見通しが立てば、実際の移築作業に学生が加わり、木工室を皆で作り上げていきたいと思います。適地適消を合言葉に、地域のものを使って、自分たちの手でいいものつくりませんか？