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【植物調査班(page1)】

 植物調査班では大学内に自生している植物を調査しています。そして、現在の大学の植物がどのようになっているかを知り、植物の視点から大学内をどのようにしていけばよいかを考えています。

■2003年度の活動
 2003年度は大学内圃場横の水路(せせらぎ)の周りにある草を調査しました。ここの植物を4月から刈らずに残して置き、10月上旬に調査しました。
 まず、1m×1mの正方形の枠(左写真)を11箇所作り、これらの枠内にある草をすべて刈って、乾燥させたものと採取してきたままの状態のものの重さを測定しました。クラスター分析という方法でこれら枠内に生えている草本層の群落の把握を行い、群落それぞれがどれほど近い分布なのかを調査しました。

■2004年度の活動
 2004年度現在、学内にある建物の周りの植生を40箇所調査しています。これも前年度と同様に、1m×1mの正方形の区間を作って行っています。
 これまでは大学内の草を機械で刈っていましたが、刈らない場合には植物はどうなるかを知るために、調査の方法を工夫しています。まず、植物群落が似たような場所の区画を2箇所作り、手で草を刈る区画と刈らない区画に分けます。そして、これらの区画で二ヶ月毎にどのような植物が生えているのかを調べます。これにより、いままでの大学内の植物群落と刈られてきた植物群落を調査しています。また、標本を作成して、大学内に生えていた植物の証拠として残しています。
 また、昨年度の調査にひき続き、圃場横の水路の調査も行っています。魚が棲みやすい環境を作るために水路の横に草を残し、魚が草の根や茎に隠れられるようにしました。魚にとってはどのような植物が生えているのかも重要です。そこで、水路にどのような植物があるのか調査し、魚に特に関係しそうな植物があるところでは区画を作り、また水深も計測しています。

■今後の課題
 今後も大学内の植物を引き続き調査します。そして、魚、鳥や昆虫などの動物が大学内でどのようにしたら棲みやすくなるのかということを考えていきます。植物調査のデータを用いて、よりよい考えを出し、実行していきたいと思っています。
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