人間文化学部生活デザイン学科、南政宏助手が6月3日~5日に東京ビッグサイト西ホールで開催される国内最大の国際消費財専門見本市「interiorlifestyle(インテリア ライフスタイル)」の若手デザイナーブース「neON」に出展します。
メサゴ・メッセフランクフルト(株)では、「interiorlifestyle」の特別企画「neON」(ネオン)に参加するデザイナーを発表しました。「interiorlifestyle」は多彩なライフスタイル製品の展示とともに、トレンドを先取りした数々の斬新な特別企画も見どころとなっています。若手デザイナーと企業のコラボレーションの機会を提供する「neON」もそうした特別企画の1つで、2006年のスタート以来、若手デザイナーにフォーカスしたデザイナーズ・エリアとして注目を集めてきました。
今年参加するのは、アトリエ・ダール・ド・フランス(フランス工芸作家協会)がフランス国内で厳正なる審査に基づきセレクトした4名/組をはじめとする10名/組の若手デザイナー。過去最多の応募者から選ばれた選りすぐりの10名/組となりました。
昨年に続き、参加者の中から最優秀デザインに選ばれた1名/組の参加デザイナーには、世界最大の消費財見本市「アンビエンテ」(ドイツ・フランクフルト開催)内のデザイナーズ・エリア「talents」(タレンツ)に出展する権利が与えられます。
「neON」参加デザイナー
■合板研究所 [DRILL DESIGN + FULLSWING] (日本) 様々な素材を挟んだオリジナル合板を使い、デザインした家具(椅子やテーブルなど)、そして日用品が出展される。合板の持つ可能性を追求したアイテムはいずれも新作ばかり。
■ソリッド(日本) 硬質な紙製パネル材を使った組み立て式の椅子やテーブル「UNITECO(ユニテコ)」が出展予定。紙製なので、好きな部分にグラフィックが印刷でき、持ち運びが軽量で、可燃物として処理できるという。ユニークでエコな家具が斬新。
■ホラグチ カヨ(日本) グラフィックデザインの使用例として、ファブリック、照明、リラクシングウェア等のサンプルを展示し、様々な媒体へのオリジナルグラフィックを提案する。
■南 政宏(日本) 地球温暖化問題をテーマにした木馬「Bears on melting ice」や、かたつむりをモチーフとしたフック「denden」などのユーモラスなアイテムから、機能美を追求したスツールや照明など、木製のインテリア製品を出展。
■ライスデザイン(日本) 「デザインを通して『環境』に主体的に参加できるような「気持ち」をデザインしたい」-そんな想いからデザインされたティッシュケースや、パスタケース、ブックスタンドなどを出展。
■Talent Thai Nov.05/Studio Ek/Zimple(タイ) タイの新進気鋭の3名/組のデザインユニットによる、木製の家具やオブジェ、籐製のアイテムなどが展示される。タイの若手デザイナーグループの出展はレギュラーとなっているが、日本市場をきちんとマーケティングしたデザイン性の高い製品が例年好評を博している。
■Cecile Chareyron(フランス) 野菜や草花などの植物からインスピレーションを得た遊び心溢れるデザインのアイテムはそれぞれ手触りにも一工夫が。玉葱やフェンネルのような形状のプラスチック素材の照明などが出展予定。
■Manufacture Des Rigoles(フランス) 皮革(レザー)と陶磁器の組み合わせがユニークなレザーバッグは、ファッション・デザインという枠を超え、彫刻オブジェのようですらある。また、リモージュ焼きの陶磁器を用いたテーブルデコレーションも出展される。今年の「MAISON & OBJET」出展でも注目を浴びたデザイナーだ。
■Pierres En L’air ? TRACES DU PATRIMONE(フランス) 重そうな岩が宙に浮く!?吊り輪にナイロン紐や針金を通して天上から吊り下げることができる岩のオブジェは本物の岩と見まがうほどのリアルなルックスだが、合成樹脂やガラス繊維でできている。設置するだけで、どこにでもある日常空間を非日常に変えるデザインだ。
■SMARIN(フランス) ニース在住の女性デザイナーによるこのユニットが出展するのはアウトドア用家具。大きな雨粒のような形のガーデン家具は、持ち運びしやすい軽量さと洗練されたデザインが特徴。最新テクノロジーを駆使していながら、エコなこの家具は未来型のアイテムといえるだろう。
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地球温暖化によって、ホッキョクグマとグリズリーの間で誕生している
ハイブリッドベアをテーマにした子供用木馬「Bears on melting ice」