人間文化学部
生活デザイン学科 住居設計演習

カリキュラム

「生活デザイン学科」は、人間生活を営んでいくうえで、一番身近な衣・食・住や人間関係を通して、現在の人間生活を研究・分析します。変化していく“生活”のあり方を追求することによって、豊かで文化的な生活を創造していくことをめざします。

専門科目の例

考現学概論

面矢慎介
考古学者が発掘した遺構・遺物から過去の生活相を復元し想定するように、現在の生活を観測、観察、記録して、その生活相の変化を明らかにし、新しい生活をデザインするための立脚点とします。

生活造形基礎演習

南政宏・麻谷宏*
デザインの基礎となる思考法・表現法と構成力等を演習を通じて学ぶことを目的としています。多くの素材をあらゆる視点で観察し、造形の発想とともに意識の拡大をテーマに取り上げながら立体造形に関する基本的な技法を習得します。

住環境論

宮本雅子
室内の物理的環境である熱、空気、光について、人間と物理量との関係から快適な居住空間をつくりだすための条件を導き、自然環境を積極的に利用した室内環境づくりについて講義します。

服飾環境論

横田 尚美
文明が生まれてから今日までの服飾文化を時代ごとに比較しながら論じることで、それぞれの服飾の必然を知る。そのことが現在を理解する鍵となり、未来を考えるヒントとなる。服飾を通じて世界の歴史を理解できる。

道具計画論

印南比呂志
現代日本の生活実態の諸相の観察・分析から、今後どのような生活道具が必要とされるのか、どのようなデザインがなされるべきかを考えます。

服飾デザイン論

森下あおい
服飾に表される流行の特性、構成理論、体形との関係、素材や色彩の効果を学び、服飾デザインの役割を論じます。そして服飾デザインにおける機能性や審美性について考えます。

デジタルデザイン演習

印南比呂志・佐々木一泰・ 南 政宏・森下あおい・小杉美穂子
CADや画像処理、ドローイング、編集ソフトなどを用いて、DTPや3次元モデリングデザインやプレゼンテーションの基礎から応用までを学びます。

比較道具論

面矢慎介
個別的文化をこえて生活道具の多様性を理解するため、世界各地の生活用具をとりあげて、日本の生活用具と比較し、その相違をもたらした文化的・技術的背景について考察します。

住環境設計演習

佐々木一泰
住空間を中心に、その周辺空間も含めて調査・考察し、基礎的なインテリア空間から、公共・地域性をもつ建築・都市空間まで、様々な設計・表現手法を習得し、各自設計制作を行います。

比較住居論

藤木庸介
世界各地の住まいの空間事例を紹介しながら、その形式や技術、住まいに対する思想について解説します。風土、歴史、文化、社会制度、生活様式など多様な観点から住まいについて学びます。

マーケティング論

山田 歩
どんなに優れた機能の製品でも、どんなに優れたデザインの製品でも、消費者に受け入れられヒットするとは限らない。企業のマーケティング活動を学ぶことを通して、ビジネスに必要な分析能力や問題解決能力を身につけることを目標とする。


 

人間工学実習

森下あおい・宮本雅子
服飾、道具、住居分野のデザインを行う際に必要とする体形特徴や、動作や姿勢によって生じる体形の変化などと関係する設計条件を実験によって把握します。また、人体計測法や計測値をデザインに活用するための統計手法を学びます。

△生活造形基礎演習

△伝統産業調査

△デジタルデザイン演習