働く部屋ー2030年を想定した次世代モビリティとの暮らし方の提案ー

神垣成美

 現在、自動運転技術、EV(電気自動車)の普及、若者の車離れ、カーシェアの普及などにより自動車をただの移動手段として捉える傾向が強くなっていると言われている中、自動車が共有物になる将来が予想されている。しかし自分たちと生活を共にしてきた特別なプライベート空間、道具として、人と自動車は移動以外の密接な関係もあったと考える。
①自動車の機能・形状が部屋に近づく現状
②EV普及でぢ増車と建物が近づいていく現状
③車中泊人口の増加
の調査結果から、技術の進化によって可能になるモビリティと人の距離感に着目し、「働く部屋」として人に寄り添い未来の生活に根付くモビリティとの暮らし方の可能性を、人が多くの時間過ごしている建物との関係から見出すことを本制作の目的とする。
 自動車メーカー各社、または自動運転に関する書籍から分析し、2030年を想定した未来を描く。