地域活性化におけるデザインの可能性大垣市のブランディング「おおがき和菓子小」

杉野 仁美

 地域活性化の方法のーっとして、地域に魅力という付加価値をつける地域ブランド化への関心が高まっている。地域ブランドでは、地域発の商品・サービスのブランドと地域イメージのブランド、二つの領域を有機的に結びつけるととが重要だと言われている。それらを結びつけ、地域の魅力を消費者に分かりやすく発信するには、地域特性をビジ、ユアル化した標章やロコ(ブランド)のデザインが果たす役割が大きいと言える。

 また近年では、その土地に昔からある技や知恵を見つめ直し、その価値を見直す試みが多くなされているとの指摘がある。本制作では、筆者の地元である大垣市を事例に取り上げ、地域活性化の方法を模索する。特にビ‘ジ、ユアル面からのアプローチをブランデインク、と位置づけ、ク、ラフィックツール等のデザインで地域イメージを商品・サービスへと展開するととを試みる。昔からあるモノに着目し、その価値を見直す効果に繋がる事を期待したい。