新型彦根カロム台のデザイン及び プロモーションの提案

高橋 利斉 

LD賞2016

カロムは明治時代に海外から彦根に伝わり、以後市民から親しまれている歴史ある遊びである。彦根で独自の変遷を遂げたカロムは「彦根カロム」と呼ばれており、全国の数か所で遊ばれている。しかし、海外に比べ彦根カロムはその盤自体の見た目の地味さから、「子供っぽい」、「古臭い」といった第一印象を持たれ、日常において大人達だけで遊ばれる光景を目にすることは少ない。そこで、今までカロムに触れてこなかった若・中年層の人々がカロムをしたくなるきっかけとなるような新型のカロム台を創り上げ、人々のカロムに対するイメージを一新しようと考えた。更に、制作した新型カロム台を用いたプロモーションの提案も行った。
な新型のカロム台を創り上げ、人々のカロムに対するイメージを一新しようと考えた。新型台制作には工学部実習工場の大塚英夫氏、機械システム工学科の安田寿彦教授に協力して頂き、内部にリミットスイッチセンサー、加速度センサー、マイクロコンピューター等を搭載した電子的なカロム台が完成した。
 webサイトやプロモーションムービー等、新型台を用いたプロモーションの提案も行った。この制作をきっかけとして、今後の日本におけるカロムの振興を望んでいる。

制作協力:滋賀県立大学 工学部

新型彦根カロム公式サイト

毎日新聞掲載記事

滋賀彦根新聞掲載記事