人間文化学部生活デザイン学科卒業生のグループが「東京ミッドタウンアワード2019」デザインコンペにおきまして、応募総数1,016件の中からグランプリを受賞しました。

<作品名>
すべてティッシュでできたティッシュペーパー

<コンセプト>
199組のティッシュペーパーと1枚の少し厚手のティッシュペーパーでできています。最後の1枚はボックスの内側をティッシュとして使います。ムダはひとつもありません。サステナブルであり、機能を追求した真っ白な外観は、インテリアとしての美しさも兼ね備えています。このプロダクトを通して、たった1枚の紙を大切に想う気持ちを伝えたいです。これがティッシュペーパーの「THE NEXT STANDARD」です。

<受賞者>
河合 航路 デザイナー 大阪府出身(15期生)
南 和宏 デザイナー 大阪府出身(14期生)
西川 佳織 デザイナー 滋賀県出身(15期生)

<デザインコンペ:テーマ>
2019年のテーマは、「THE NEXT STANDARD」。
SDGs(持続可能な開発目標)、エシカル、Upcycle、使い捨てプラスチックの禁止など、いま、くらしをとりまく環境への意識の変化が求められています。
あなたの考える「今」、そこから見えてくる「次(=NEXT)」とは何でしょうか?
これから少し先の未来の「あたりまえ」や「新しいスタンダード」になるようなデザインが募集されました。

<審査基準>
1. デザイン力
デザインが優れている。新しいコミュニケーションを生むデザインである。
デザインの発信地に相応しいデザイン性がある。
2. 提案力
一枚の紙で、伝わりやすいように表現できている。
3. テーマの理解力
テーマ(「THE NEXT STANDARD」)を理解し、反映している。
4. 受け手の意識
アイデアとして、「これが必要だ・こうなったら嬉しい」と感じる。ターゲットや目的が明確である。
5. 実現化(含む商品化)につながる
商品化やイベント化(例:MID DAY)など、実現性の高いアイデアである。また、社会インフラとして浸透する可能性を持ち、かつ市場性、社会性が感じられる。

<審査員>
• 石上純也:建築家
• 伊藤直樹:クリエイティブディレクター
• えぐちりか:アーティスト/アートディレクター
• 川村元気:映画プロデューサー/小説家
• 中村勇吾:インターフェースデザイナー

2019年10月18日(金)に授賞式、10月18日(金)~11月10日(日)に展示が行われます。

https://www.tokyo-midtown.com/jp/award/result/2019/design.html

人間文化学部生活デザイン学科教員1名と非常勤講師1名,2018年度卒業生1名、在学生4名の合計7名が「デザインの経験値展」に出展することをお知らせ致します。

 

【内容】

経験は何を変えていくのか?

 

リスクを予見できたり、着地点を早期に定めることができるのは豊富な経験故の技能です。

逆に、未知への可能性へ躊躇うことなく飛びこめるのは未経験故の強さとも言えます。

経験によって変わっていく「何か」の視覚化を試みるイベントとして「デザインの経験値展」を開催します。

 

本イベントでは、グラフィック・コピーライティング・写真・レタッチ・プロダクト・パッケージの6つのカテゴリーで、経験値の異なる2~3名のクリエイターへ同じ課題を依頼し、その成果物を展示します。会場では作者名が伏せられており、配布するリーフレットで作者を確認することができます。

作者を先に把握してからの観覧・作品を見終えてから作者を確認する観覧、どちらも可能となっています。同じ課題から生まれた異なる作品を通じて、クリエイターの個人差を超えた違いを生む要因こそ「経験値」なのではないかと考えています。

 

また、会場ではクリエイターに提示したオリエンテーションシートも公開します。

依頼を相互理解するまでのコミュニケーションが展示されることで、クライアント側の経験にも触れることができるイベントになっています。

 

出展者(敬称略):

【コピーライティング】

大西崇督&山村慎太郎&辻中基康(滋賀県立大学2回生)

 

【写真(人物)】

ムクメテツヤ&山村慎太郎

 

【ロゴマーク】

井川雅照&島先沢(滋賀県立大学卒業生)&中野佳奈(滋賀県立大学3回生)

 

【DM】

谷香里奈&伊藤沙桜&中野佳奈(滋賀県立大学3回生)

 

【パッケージ】

南政宏(滋賀県立大学講師)&高杉昭吾(滋賀県立大学非常勤講師)&樋口睦(滋賀県立大学3回生)

 

【プロダクト】

江口海里&匿名希望&鴻巣由季(滋賀県立大学3回生)

 

【写真(物撮り)】

松田保&山村慎太郎

 

【レタッチ】

撮影:南智子&レタッチ:山田和史

 

会 期:2019年10月11日(金)~13日(日)

会 場:ギャラリーうえまち

〒543-0021

大阪市天王寺区東高津町5-16

時 間:11日…11時~20時

12日…11時~18時

13日…11時~17時

料 金:入場無料

WEB:https://design-event.wixsite.com/osaka

主 催:TAKAHIDE HASHIMOTO DESIGN

 

Facebookページ

https://www.facebook.com/designeventosaka/?modal=admin_todo_tour

 

Facebookイベントページ

https://www.facebook.com/events/638643093326948/

 

10/5(土)、10/6(日)に長浜市で開催されるART IN NAGAHAMA2019において、滋賀県立大学人間文化学部生活デザイン学科の学生が「役に立たない道具」約30点を展示します。

本来道具は役に立つものです。しかし当展示では、「目覚まさない時計」や「うではかれーる」「バグカップ」などといった、魅力溢れる「役立たず」ばかりを展示します。全く役には立たないけれど、それぞれに用途を持ったおもしろい作品をご覧いただけます。

来場者が作品に触れて、体験して、楽しむことができ、学生と地域の方々との交流の場にもなるような展示となっています。

そしてこの展示は企画の段階から学生が関わっており、ロゴマークや空間演出などにも工夫を凝らしています。会場となる長浜の歴史ある家屋は、たくさんの提灯によって彩られ、温かみのある空間となる予定です。

【イベント詳細】

開催日 : 10/5(土)  10:00〜17:00    10/6(日)  10:00〜16:00

場所:長浜市中心市街地一帯(雨天決行)

展示会場 : 湖北観光情報センター 四居家

主催 : 長浜芸術版楽市楽座運営委員会