令和2年 2月7日 14:50〜16:30 A7-101教室にて面矢慎介教授の最終講義が行われました。

卒業生の皆様も多数お集まりいただきました。

教授からは、子供の頃のカーデザイナーの夢から始まり、大学での卒業研究。

そして会社員になり、RCAに留学し、そして、なぜ教員になったのか、今日までの事をお話いただきました。

最終講義にふさわしい、話題に富んだ、聞き応えのある内容でした。

終了後、交流センターへ移動し、茶話会が開催され、懐かしい卒業生との一時を過ごされました。

「第1回滋賀ぎゅっとおみやげコンテスト」において3回生の石黒加奈子さんが最優秀賞を受賞しました。

○作品名

まきびしあられ

 

○作品コンセプト

これは忍者の道具 撒菱(まきびし)をモチーフとしたあられです。

滋賀県産の弥平とうがらしを用いて、撒菱の痛さを辛みに投影しているのが特徴です。

忍者が撒菱を竹筒に入れて持ち運んでいたことから、パッケージも竹筒をモチーフとしたものにしました。

このまきびしあられをきっかけに甲賀忍者や歴史を知るきっかけになればと思います。

滋賀の魅力をお土産として表現としたコンテスト。

「滋賀といえば」と滋賀を代表するようなおみやげ、多くの人が滋賀に来たくなるようなお土産の提案を募集。

 

○募集内容

テーマ 「滋賀といえば」をお土産で表現 滋賀の新しいお土産のアイデアを文章とイラストや写真で表現してください。

応募条件 「お菓子であること」と、以下 ❶ か ❷ の条件を満たすこと

❶ 滋賀の食材 or 特産品を使う ※ 米粉、赤こんにゃく など

❷ 滋賀の特徴を現すもの ※ 琵琶湖 など

※ 入賞した作品については実際に販売される可能性があります。

○各賞について

一 般 部 門 最優秀賞 1点 優秀賞 2点 佳作 2点

小学生以下部門 クリエイティブ賞 1点 他、各賞 4点

○審査について

審査方法

第一次審査 書類選考 ※ 第一次審査の結果は10月末にご連絡を予定しています。

第二次審査 会場でのプレゼン ※ プレゼンは11月中頃に草津市市民交流プラザで行います。

審査方法 1) 滋賀を魅力的に伝えているか。2) オリジナリティがあるか。

○審査員

叶 匠壽庵 商品部部長 他

○主 催

滋賀ぎゅっとおみやげコンテスト企画委員会(立命館大学 学びのコミュニティ集団形成助成金 採用団体)

○後 援

滋賀県

公益社団法人びわこビジターズビューロー

草津市

草津市 教育委員会

公益社団法人 日本青年会議所 近畿地区 滋賀ブロック協議会

https://shigaomiyage2019.jp/

 

 

このたび、生活デザイン学科の森下あおい教授が、2019年度日本デザイン学会年間論文賞を共著者の中村顕輔氏(韓国中央大学研究員)と共に受賞し、11月8日に東北芸術工科大学で開催された日本デザイン学会秋季企画大会において表彰されました。

 

森下先生受賞写真

 

日本デザイン学会年間論文賞は、学会誌「デザイン学研究」研究論文集に掲載された当該年度の研究論文の中から、優れた研究を対象として顕彰されるものです。

 

受賞論文

「シニア・ファッションに向けたデザイン画の基準体形像

-女性体形の多様性とそれに応じたデフォルマシオン」

森下あおい(滋賀県立大学)中村顕輔(韓国中央大学)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssdj/65/3/65_3_43/_article/-char/ja

 

論文の概要

服飾デザインの現場やデザイナー教育では、体形を客観的に把握しつつ創造性を高めるため、平均体形にデフォルマシオン(意匠的変形)を施した基準体形像が用いられる。しかし現状は、着用者の年代に関わらず若年層の体形像が念頭におかれている。そこで本報では、3次元計測装置により集団計測したシニア女性の体形分類をデザインの視点で行うことで3つの代表体形を抽出した。それらの代表体形を基にしたデザイン画に、2次元骨格モデルを適用しデフォルマシオンを定量的に分析した。そしてシニア女性の体形の多様性と各々の体形特徴の美しさを反映した基準体形像を提案した。

本手法は、今後増加すると考えられる個人対応の衣服設計において、体形を活かしたデザインのためのCADシステムへの援用可能である。そしてこの活用により、シニア女性自身が体形に合うファッションを選ぶ楽しみへとつながるものと考える。