Vectorworks 教育シンポジウム2020 (エーアンドエー株式会社主催)において、生活デザイン学科佐々木研究室3回生(研究代表:長澤慶季さん)が、「(仮称)滋賀県産(びわこ)材活用PJ」として「OASIS加盟校・研究・調査支援奨学金」を授与されることが決定しました。この支援奨学金は、学生自らが必要性を感じ、「将来の日本への提言」として、次代のために伝承できる研究・調査に取り組むことを切に願い2011年度に創設された制度です。この制度では年度ごとに設定のテーマに沿った研究・調査に対して奨学金を給付し、次年度に研究成果についての発表の場が提供されます。

今年度は審査の結果、5グループの授与者が選出され、その中の1グループに本学学生グループが選ばれました。

(受賞者一覧:https://www.aanda.co.jp/Event/Edu/VWsympo20/index.html )

 

2020年度奨学金テーマ:『革新と創造』

 

題目:(仮称)滋賀県産(びわこ)材活用PJ

 

研究メンバー:長澤慶季、川端あい、古川将寛(指導教員:佐々木一泰)

 

研究概要:

滋賀県は豊かな自然に恵まれているが、近代から戦後にかけて人工林の植林が行われたため、森林活用率は全国47都道府県の中でも非常に低い傾向にある。そういった人工林は成長し、現在活用できる状況になりつつあるが、近年の脱木造化や輸入材により、活用の機会が薄れつつある。本研究ではそれらの滋賀県産(びわこ)材を活用し、また近年発展しているCAMなどのコンピューターによる加工を積極的に用いたプロダクトの可能性を試作し、滋賀県産材の新たな活用の方法や、量産性、将来性を検証し、モデルケースとすることで、全国的な持続可能な森林活用への、ひとつの例としたい。

滋賀県は米どころでもあり、県内に多くの酒造企業があることから、今研究では「酒枡」を制作する。滋賀県立大学は圃場で収穫したオリジナル日本酒「湖風」も制作していることから、制作や広報に関して、県内企業や学生団体との協力も行う。

このたび、人間文化学部生活デザイン学科では、BIWAKOビエンナーレ開催に合わせて、近江八幡市の白雲館で架空の商品「赤こんにゃくうどん」のパッケージデザインを展示しますので、お知らせいたします。ぜひお越しください。

 

●開催日時

2020年10月10日(土曜日)から23日(金曜日) 10時から17時まで

●場所

白雲館1階(滋賀県近江八幡市為心町9-1)

●協力

一般社団法人近江八幡観光物産協会

●概要

10月10日(土曜日)から開催されるBIWAKOビエンナーレ開催に時期を合わせて、滋賀県立大学人間文化学部生活デザイン学科は、11月1日(日曜日)まで白雲館をお借りして展示会を開催します。(前半の2週間は、1年生による「赤こんにゃくうどんパッケージデザイン展」を開催します。後半の2週間の10月24日、25日、31日、11月1日の土日は、2年生の「ヒトとモノとをつなげる魅力」作品展示販売会となります。)

近江八幡名物として親しまれている「赤こんにゃく」ですが、もし、それがカロリー控えめでヘルシーな「うどん」になったら?という架空の商品を企画し、そのパッケージデザインを生活デザイン学科の1年生が授業課題として考えました。1年生は県外から来た学生も多く「近江八幡ってどんなところ?」「赤こんにゃくって何?」というところから始まり、近江八幡の新しいお土産になればと思い考えた作品約30点が展示されます。ポスターや会場も学生の手によるものです。来場者投票も実施の予定です。

「赤こんにゃくうどん」を実際に作って、商品として販売していただける事業者様も募集しています。

●Webサイト

滋賀県立大学人間文化学部生活デザイン学科HP

http://www.shc.usp.ac.jp/design/

ポスターデザイン:成瀬碧衣

今年はオープンキャンパスが中止になりました。

そこで、オープンキャンパスでお配りしている卒業研究報告集を抜粋し、PDFにしてこちらよりダウンロード可能にしていますので是非ご覧ください。

 

 

オープンキャンパスに来てよかったので志望校をここに変えたという学生多数の自然豊かな環境が自慢の滋賀県立大学です。

今年は本当に残念ですが、滋賀県立大学公式MV「カモベイベー」も生活デザイン学科卒業生が企画・監督をつとめた動画です。

こちらも、滋賀県立大学の雰囲気や空気を少しでも感じていただけると思います。