2022年4月10日

LD賞2021

今年もLD賞2021の三名には佐藤延弘先生製作のトロフィーが贈られました。

安食あなんさん、芝尾未帆さん、小幡悠矢さん、おめでとうございます。

 

以下が佐藤先生の書かれたコンセプトです。

◎今年のテーマ「背骨」で制作しました。

/身体を支える /身体をうごかす /神経を保護する

人が健康に生きていくために、背骨の役割は大きいです。やりたいことをやっていくためにも、まずは健康。美しい姿勢で頑張ってほしいという思いを込めました。そんな、人間の背骨は、標準32〜34個で構成されていることから、背骨(脊髄)の構造をモチーフに、モルタルとエポキシレジンで製作した33枚のプレートを積み重ね、真鍮のシャフトで突き通して形をつくりました。

プレートは回転する程度に遊びを持たせていますので、ちょっと傾いたり歪んだり回ったりします。それと、これは個人的な裏コンセプトですが、首のヘルニアやぎっくり腰など、骨の痛みになやまされて、思うように動けない日が続いたので、、

トロフィー授与の時に、重くて角張ったトロフォーを持った時の感覚が、その腰痛、首の痛みと重なり合う感じもイメージしたりしています。重いなあとか、ゴツゴツして痛いなあとか、トロフィーを持った時の感覚が、授与の実感や記憶につながれば良いなと思います。

佐藤先生、素晴らしいトロフィー、ありがとうございました。