3期生 / 今井 由美
Q1.仕事の内容を教えて下さい。
住宅営業設計・店舗企画デザインを経て、現在は出産を機にフリーランスのインテリアプランナー、インテリアコーディネーターとしてお店づくりのお手伝いをさせて頂いています。
レストランやcafe、エステサロンなどの、商業施設の空間設計が主な仕事です。
まず、クライアント様のご要望、顧客ターゲット層・周辺競合店のリサーチ結果などをふまえてブランディング・デザインコンセプトを提案します。
その上で、設計業務にあたり、インテリア設計段階では、照明器具や家具・什器なども製作設計します。それ以外に、ロゴ・マーク、サイン、ショップカード、パッケージなどのグラフィックデザインやディスプレイを提案する事もあります。
店舗設計は、同じ物件がないのが面白く、難しいです。オーナー様はお店に人生や夢をかけていらっしゃいます。その分責任が大きいです。タイトなスケジュールで、ハードな業務もありますが、沢山の人と協力しながらクライアント様の想いをカタチにしていくこの仕事は、達成感も大きく、刺激的で、魅力的だと私は思います。
Q2.担当したお仕事を見せて下さい。
どのお店もオーナー様の想いがぎゅっと詰まっています。
私自身、外食が趣味のひとつで、食いしん坊の飲んべえ(笑)飲食店様の案件が多く嬉しく思っております。ここでは飲食店様を中心に一部、紹介致します。
Q3.どんな大学生活を送りましたか?
許されるなら、何度でも大学生をしたい(笑)積極的な友達に恵まれたおかげで、すごく楽しかったです。やらずに悔やむなら、やってから後悔しようという感じでした。
学祭実行委員、他大学のサークル、全国の大学生によるイベント企画、国内外への貧乏旅行、ボランティア、数えきれないほどの二日酔い(笑)、、、アルバイトも色々しました。飲食店オープニングスタッフの開店準備が面白くて!!飲食店設計やプロデュースに興味を持ったきっかけです。
勉学も励みましたよ(笑)大学は教育学部です。家庭科教育の専攻ですが、初等教育、障害児教育、美術教育、、、興味がある講義は端から受けていました。子供の頃の「インテリアデザイナーになりたい」夢を考え直し、滋賀県立大学への大学院進学を決心したのは、出逢った先生方の影響や、教育実習先での経験からです。学生時代の沢山の出会いと経験が今につながっていると思います
Q4.生活デザインで学んだことで現在、活かされていることは何ですか?
他大学から、こちらの 大学院生活デザイン部門へ進学し、宮本ゼミに所属し色彩・照明デザインを学びました。店舗設計ではカラーやライティングで空間を彩る事が多く、投げ出さないで勉強して本当に良かったです。また「言葉」から「イメージ」を探り、カタチや色、チャートなどにビジュアル化する表現手法を学んだ事です。カタチのない物を提案し契約して頂く段階で、とても役に立っています。
あと働く母親としての先生の姿が、励みになっています。母親になってから建築士免許にチャレンジしたのですが、その時も先生に応援してもらい合格する事ができました。
Q5.将来の目標を教えてください。
2020年までに町家を改修したお店をopenさせる事。
2030年までにライフスタイル提案型のセレクトショップのオーナーになる事。
かたわら、デザイナーとしての経験を人に伝え、人を育てる事。
人脈も、資金も、運も器も、家族の協力も必要なので日々精進します。
語学力と体力、人としての魅力を、もっともっとつけてキラキラした人になりたいです。
プライベートもハッピーでありたいです。私はすごく欲張りですね(笑)
Q6.生活デザイン学科を目指す高校生にメッセージをください。
私は高校時代、大学の進路ですごく悩みました。遠回りはしましたが、自分の気持ちに正直になれてラッキーでした。やる気さえあれば、夢も叶うし、何事も為せば成ると思います。
この学科は色々な分野のデザインを実際に経験でき、苦手な事、得意な事、好きな事が見つけられて、可能性をのばすチャンスが沢山ある場所だと思います。好きな事だから一生懸命になれて楽しめる。そんな分野を探しにいらして下さい。