16期生 / 金岡千賀子
シャープ株式会社
Q1.仕事の内容を教えて下さい。
家電製品のデザイン、カラー提案、パッケージデザインが主な仕事です。
プロジェクトによっては企画の構想から参加させていただくことや、
記者発表の会場提案をすることもあります。
Q2.担当したお仕事を見せて下さい。
主な担当は、プラズマクラスタードライヤーです。
デザイン、カラー、パッケージなどすべて担当しました。
売れ行きも好調で、デザインも評判で、家電量販店でも大きな売り場をいただけています。
DOLCHEという車載用イオン発生器も担当です。
すでに形が決まっていたもののマイナーチェンジとして、カラーとPKGを担当しました。
Q3.どんな大学生活を送りましたか?
学校の課題をしつつ、JIDA JUNIOR (日本インダストリアルデザイナー協会学生支部)や琵琶湖ビエンナーレのポスター制作など学外の様々な活動にも積極的に参加していました。休日も友達を誘ってカフェや学校で作業をすることが多かったです。
特に校舎の図書館と作業小屋は広々としており、窓からの景色も綺麗でとても居心地が良かったです。
Q4.生活デザインで学んだことで現在、活かされていることは何ですか?
滋賀県立大学は様々な学部があるため、デザイン学科に居ながらも自分にとって他に興味がある分野を学ぶことができます。私の場合はデザインに関連する授業の他に哲学や、栄養学、心理学や文学などの講義を受けました。
これらを学べたおかげで多角的な観点から仕事に取り組むことができるようになっていると思います。
また住居、服飾、道具の三分野のデザインを学ぶことにより、姿形だけでなく生活そのものについて考えることができます。この経験は、家電デザインをする上でも生活空間と結びつけて考える糧となっています。今の仕事でもプロダクトデザインだけではなく、パッケージやPOP、プレスリリースの会場までディレクションできるのも大学での幅広い経験があったからだと思います。
Q5.将来の目標を教えてください。
幸せな暮らしに寄り添えるようなものが作りたいです。
Q6.生活デザイン学科を目指す高校生にメッセージをください。
ここに入れば、やりたいことが決まっている人は、よりその知識を深めつつ、視野を広げられると思います。
何かしらものを作りたいと漠然と感じている人も、ここでなら夢中になれるものを見つけられるはずです。
好きなことを一生懸命することは、苦しい事もあるかもしれませんがそれ以上に充実感があります。
いつか一緒にものづくりができたらなと思います。