授業の最近のブログ記事

人間学「性を考える」

 今日は、オムニバスで実施している人間学の「性を考える」の担当コマ「日本・世界の現状2(アジアの現状)」の講義を行った。

 受講者は100人弱。ふだん、学科の専門科目だけ教えているので、大人数の授業も、他学科の学生がいる授業もなかなか慣ない。けどまぁ、午後一の授業であまり寝る学生もなく、ざわつくこともなく、聴いてもらえた感じ。

 講義内容は、アジアの現状になぞらえつつ、「移住労働の女性化」(feminization of migration)により、「国境を越えて連鎖するジェンダー」の話で、自分では割と気に入っている講義内容。

 TPPだのFTAだのEPAだのがニュースで飛び交ってるので、去年講義したときよりは学生にも実感があるような印象。

 商品の詳細

 この本を買っておいたので、去年の講義案に加えて反映させようと思っていたのに、時間がなくてできなかった。

 

Servants of Globalization: Women, Migration, and Domestic Work

  似たようなテーマの上の本も、韓国で出た韓国語の訳書は買ってあるんだけど、まだ読んでいない。この手の本は日本では翻訳が鈍いなぁという印象。

対外文化交流論C、開始

今日は、後期開講(隔年)の対外文化交流論Cという授業の初回。

隔年開講の授業って、ちょっとやりにくい。

今のところ、履修登録人数は24人でちょっと少なめ。実際に来てたのも同じぐらいの人数。

社会人聴講生が1人。

この規模なら、なるべく双方向な感じの授業になるよう心がけなくちゃ。

と思いつつ、いつもわりと一方的にしゃべってしまう(>_<)

そういえば、年度初めに「昨年の授業で改善した点を5つ以上あげよ」(一つにつき1pointもらえる)みたいな内容を含む「自己評価表」を提出させられる。「いつだって改善してるつもりだけど、いちいち覚えてらんないよ」と思う。

朝鮮語文献講読、後期開始

 昨日は朝鮮語文献講読(通年科目)の後期が開始。

 前期に読み終わらなかった以下のインターネット新聞記事の続きを読む。

10代と30代の共通点、死亡原因一位はまさに... ― 経済成長率と自殺成長率」

PRESSian,2011.6.13

 ソ・サンチョルというカナダの大学教授が持っている、「孔雀の尾の競争」(直訳)という連載シリーズの29回目。

 日本でも、日本は自殺率が高いということが社会問題になっていますが、韓国はその日本を遙かに上回って、OECD加盟国で自殺率がダントツで一位...という深刻な話。

 「自殺率(자살률)」という単語は、日本人にはすごく発音しにくい要素が詰まっていて、皆さん音読でつまづくので、「自殺率」というフレーズを繰り返し練習するという、傍目から見ると異様な展開に(^_^;)。前期に、読んでいた記事に「使用済核燃料棒」という単語が出て来て発音しにくそうにしていたので、繰り返してみたときも同じ違和感が...?