プロフィール
人間文化学部
 国際コミュニケーション学科

(文学)博士 准教授
BORJIGIN Burensain
   ボルジギン      ブレンサイン
    孛爾只斤    布仁賽音

E-mail  :  bburensain@shc.usp.ac.jp
    専門分野 ・現代中国研究
・モンゴル研究
・社会史
・東洋史
    研究課題(研究概要) モンゴル世界は「北アジアの騎馬遊牧民」というステレオタイプで広く語られてきたが、その実態は意外に多様化している。それはモンゴル民族が今なおユーラシア大陸のいくつもの国と地域に分散居住し、文化と暮らしの面で互いに益々異なる様子を見せるようになっていることによるものである。例えば、中国領内モンゴル自治区の東部地域に住む大多数のモンゴル人は東アジアの何処にでも見られるような農耕村落社会を形成して暮らしている。20世紀初頭まで遊牧民であった彼らモンゴル人は何故短期間において農耕民に姿を変えたのか、その形成過程を社会史的にアプローチしてきた。
内モンゴル地域で見られるこのような近現代的変化はモンゴル世界の多様化を示すと同時に中国周縁の少数民族居住地域の社会動向を示す事例でもある。内モンゴルにおける地域社会の再編を中国東北三省地域と関連づけて立体的に考察することも必要である。 またこのような考察の中では多民族の共存共栄問題を常に重要な課題として扱っており、さらには内陸部の砂漠化問題とも関連づけている。
このような課題に取り組む具体的な方法としては、モンゴル各地及び東北、旧満州地域において綿密なフィールドワークを実施しており、またモンゴル近現代史研究の為の文献構築にも努めている
    略   歴 ・1963年 内モンゴル自治区生まれ
・1984年 内モンゴル大学モンゴル語言文学系卒
・2001年 早稲田大学 人文学研究科 東洋史 博士課程
・2006年 滋賀県立大学 人間文化学部 助教授
・2007年 滋賀県立大学 人間文化学部 准教授

    学   位 ・博士(文学) 早稲田大学 2001年
・博士論文テーマ 「近現代におけるモンゴル人農耕村落社会の形成 ―内モンゴル東部の事例研究―」
   所属学会 ・日本モンゴル学会
・早稲田大学東洋史懇話会
・満族史学会
・近現代東北アジア地域史研究会
・内陸アジア史学会
          ※著書・論文一覧はこちら

トップページに戻る