業績一覧

○地域女性史って何?
  • 地域の文化を女性史の視点で考える学問です。
  • 教科書などには出てこない、地域における女性の生活や労働について明らかにしていきます。
○地域女性史にはどんな方法があるの?
  • まずは、地域に保存されている史料から女性の暮らしなどを明らかにします。
  • 聞き取り調査も重要です。文字には残されていない文化を地域の人々の記憶から復元していきます。
○女性史を勉強するには?
  • 日本の女性史に関する文献は
    女性史総合研究会編『日本女性史研究文献目録』T・U・V・W(東京大学出版会)で探すことができます。
  • 女性史に関しては、女性史総合研究会、総合女性史研究会などの研究会があります。
     詳しくは、研究会のホームページ等をご覧下さい。
       女性史総合研究会 http://knzhdm.hp.infoseek.co.jp/
  • 研究会は研究雑誌を発行しています。例えば、女性史総合研究会は『女性史学』という年報(1年に1冊発行)を出しています。
  • 京樂研究室には、『女性史学』編集委員会の事務局が置かれています。バックナンバーもそろっています。
  • 地域で女性史の講座や勉強会が開催されている場合もあります。
○地域女性史について勉強するための本は?
  • まずは、折井美耶子『地域女性史入門』(ドメス出版 2001年)が入門編としてよいと思います。
    折井美耶子・山辺恵巳子『地域女性史文献目録』(ドメス出版 2003年)に地域別文献目録があり、文献を探すのに便利です。
  • 滋賀県の女性史については
       エッセーグループ『近江の女』白川書房新社、1979
       草津働く婦人の家編『草津の女性‐あゆみと未来‐』1989
       早田リツ子『野の花のように‐覚書 近江のおんなたち‐』かもがわ出版、1990
       毎日新聞社大津支局『物語に息づく 湖国の女たち』サンライズ印刷出版部 1995
       早田リツ子『工女への旅‐富岡製糸場から近江絹糸へ‐』かもがわ出版、1997
       風車の町の女性史づくりの会編『湖の辺 女ものがたり‐滋賀県新旭町の明治・大正・昭和‐』2002
    があります。
  • 京樂の仕事に
       『平成13年度生涯学習通信講座 歴史発見講座 彦根の女性史』
           「テキストT 古代彦根と息長氏」
           「テキストU 古代女性の経済活動」
           「テキストV 戦国時代を生き抜いた女性‐『おあん物語』‐」
           「テキストW 江戸時代の女性の教養‐和歌と『女大学』‐」
           「テキストX 彦根を通った女性たち」
    があります。非売品ですが、京樂研究室に残部が若干あります。
  • 京樂研究室には、教員が集めた女性史に関する文献がそろっています。
    地域女性史の文献も集まってきていますよ。
    こうした本を見に、研究室に遊びに来ませんか?
     新たに史料も購入しました。
       「近江婦人慈善会神愛支会第一次報告」
       「神崎郡婦人慈善会規則」
     
○京樂研究室ではどんなことをやっているの?
  • 彦根女性史の聞き取り調査を継続して行っています。
  • 2002年度は県の特別研究費をもらい、彦根に住んでいらっしゃる方のお話をカセットテープに記録し、さらにそれを文字に書き起こしていきました。調査はほぼ一月に一回行っています。彦根の昔の様子や女性の暮らしについてお話をお聞きするのはとても楽しいですよ。そして、彦根の昔について、いろんな事がわかってきました。


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