・講義紹介(シラバスより抜粋) |
・日本文化史論T・U 前期 金曜日4コマ
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・授業のねらいと内容
日本古代史の史料に基づき、当時の地域交流や文化について考える。
『類聚三代格』をテキストとし、史料の輪読・講読作業を行う。この授業は日本古代史史料読解のための訓練の場である。
そのため、受講生は史料の講読を行い、その成果を小レポートとして提出する。
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日本・地域交流特論 前期 金曜日3コマ
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・授業のねらいと内容
ジェンダーで見る日本史。日本における女性史研究は戦前からの長い歴史を持っている。近年、ジェンダーの概念を取り入れることで、新しい日本女性史が描かれるようになってきた。女性のことを取り上げるから女性史なのではなく、女性であることが歴史の中でどういう意味を持ち、誰にどう評価されてきたのかを考えていく。これは、今を生きる私たち自身の問題でもある。歴史とは単に過去のことを学ぶのではない。ジェンダー史を学ぶことで自分の未来を考えて欲しい。
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日本文化論 前期 金曜日3コマ
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・授業のねらいと内容
日本文化の諸相を歴史的に分析する。特に、日本映画に描かれる日本文化の問題点を歴史学的見地から評価していく。
この講義は教員と受講生との双方向交流を目指す。そのため、毎回講義時間内に質問を提出してもらう。受講生から出された質問に応える形で次回の授業を展開することもある。積極的かつ意欲的に授業に参加する姿勢が必要である。
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・ 近江文化論 後期 月曜日4コマ
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・授業のねらいと内容
近江の持つ地域的特性とそれを基盤とする文化の特質を歴史学的視点から探る。
近年、近江の文化・歴史に関する研究が盛んである。その成果の一端を紹介していく。特に、近江文化の持つ歴史性に注目し、古代から現代への展開を追う。
この講義は教員と受講生の双方向交流を目指す。そのため、毎回講義時間内に質問を提出してもらう。受講生から出された質問に応える形で次回の授業を展開することもある。積極的かつ意欲的に授業に参加する姿勢が必要である。 |
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(大学院) ・女性史・ジェンダー論 後期
担当教員名 京樂真帆子・河かおる
概要
日本・アジアにおける女性史とジェンダー論を中心とするが、女性学など他分野との比較研究をも行うことを特徴とする。前近代では中国の儒教の影響を受け、近現代には欧米の影響をうけて、高度な近代化を果たした日本では、建前と現実が多く乖離している。女性観においても同様である。男性に主導された文化によって形作られたイメージ、建前の中に埋没してしまっている女性の現実の姿、ジェンダーの各時代でのあり方、建前的な家父長倫理が現実に浸透していく過程と社会変動によって崩壊していく過程を洞察することによって、過去・現在・未来をとおしての歴史的考察の中で、現在の女性・男性のあり方を相対化して、未来への展望としたい。
本年度の統一テーマは「戦争と女性」である。 |