火野山ネットとは  火から遠ざかって久しい私たち、現代人。神秘な火の世界に畏れを抱きながらも、火を手立てに山とつき合うことができた先人たち。近年、人間の火を入れる行為が自然界に撹乱を起こし、自然生態系の多様性維持に貢献してきたことが、認識されるようになって来ました。私たちは、過去のものとされた、山人たち(人)と、火入れ(火)と、山野(自然)の世界=<ファイアー・エコロジー>に注目し、将来においては、山野を舞台にしごとを創り、くらしを立てる技法獲得をめざす集まりです。      今北哲也(杣烽舎)、野間直彦( 滋賀県立大)、島上宗子(アイアイネットワーク)、増田和也、山本早苗、黒田末寿らで、火を野山再生に利用した技術の再興をめざしています。

火野山ネットの活動

2005年冬:滋賀県朽木針畑でホトラ山(刈り干し山:毎年春に火入れする)の聞き取り調査

2005年夏:滋賀県日野町鎌掛でしゃくなげ学校とともに休耕地火入れによる日野菜つくり

2006年夏:福井県美山町で焼畑に参加

     滋賀県今津町椋川で椋川農産とともに休耕地火入れによる野菜作り

     インドネシアで焼畑作業参加

     椋川でのホトラ(ホトロ)山の文献調査

2007年春:全国有機農法大会で活動紹介

    余呉町摺墨で山蕪の焼畑耕作について永井邦太郎氏にインタビュー

     河内蕪、鷲見蕪、辛味大根の種取の試み

     椋川で地域とともに原野野焼き(ホトラ山の再現をめざす)