心理・発達・行動演習

担当:竹下秀子・細馬宏通・松嶋秀明・上野有理

2011年度/月曜4、5限

細馬担当分(前期4-5月)

 わたしたちが日常的に用いている認知の多くは無意識のうちに行われている。こうした認知に気づくためには、「いつもと違う方法」で身体を動かしてみるとよい。たとえば、目を閉じて歩くこと、耳をふさいで見ること、自分の行動をプレイバックしてみること、時間を微細に観察すること、などである。本演習(細馬担当分)では、自分の認知のあり方を意識するためのいくつかのメニューを用意している。
 以下は、細馬自身のための覚え書き(2011年度版)。詳しい内容は体験してからのお楽しみ。

4/12

・感覚を捉え直す。 ・・イヤー・クリーニング。誰かと感覚を交換することを覚える。フィールド・ノートの使い方。
・・スケッチをする。図を記述するときの基本的な要点。 ・・名付けること。
・・校庭の花の名前を調べる。

4/19

自分の体の使い方を捉え直す(1)
・倒れかけレッスン ・・倒れかけの役割を交代しながら感覚の変容を記録する。
・鉛筆の持ち方観察
・・ペアを組み、お互いの鉛筆の持ち方を向かい合って観察する。
・・各班(6人)で、それぞれの差をうまく分類する方法を考える。
・・大班(12人)で、さきほどの分類をさらにまとめて発表する。
・・宿題:全員の差異をうまく分類する方法を考える。

4/26

先週の復習。
・鉛筆の持ち方をどう分類するかを考える。
・・分類の二つの方法:タイプとアスペクト。
・・鉛筆の持ち方は大きく「下を中指で支えるか薬指で支えるか」「親指が他の指の上にかかるか/かからないか/下にもぐるか」という二つのアスペクトで分類することができる。


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