人間行動論

担当:細馬宏通(ほそまひろみち)

2008年度/後期:水曜3限


(1)授業のねらいと内容

【概要】 本年はメディア史を中心に講義を行う。絵はがき史、アニメーション史を通じて、わたしたちを取り巻いているコミュニケーション環境、印刷環境、視聴覚環境がどのように変化してきたか、そしてそれを求める人々の欲望が時代とともにどう変わってきたかという問題を考察する。
【到達目標】 (1)メディアの歴史感覚を掴み、現在身の回りにあるメディアのあり方を相対化する力を身につける。
【キーワード】 メディア、絵はがき、アニメーション、音楽

(2)授業計画


第1回 歴史の捉え方:160年感覚を身につける
第2回 郵便は誰のために、どのように行われてきたか
第3回 絵はがきの世界史(1)はがきから絵はがきへ
第4回 絵はがきの世界史(2)絵はがき作家の時代
第5回 絵はがきの日本史(1)印刷史と日本の絵はがき
第6回 絵はがきの日本史(2)記念を求めること
第7回 絵はがきという欲望:ここにいます絵はがき
第8回 アニメーション史(1)動く映像の歴史
第9回 アニメーション史(2)映画の誕生とアニメーション
第10回 アニメーション史(3)ウィンザー・マッケイの見た夢
第11回 アニメーション史(4)映像を動かすさまざまな手法
第12回 アニメーション史(5)カートゥーンの誕生:フライシャー兄弟
第13回 アニメーション史(6)ディズニーの台頭
第14回 アニメーション史(7)MGMとワーナーブラザーズ
第15回 アニメーション史(8)アニメーション音楽の歴史

(3)成績評価

リスポンスペーパー(50%) 期末レポート(50%)によって評価する。

(4)テキスト、指定図書、参考書

参考書: 細馬宏通「絵はがきの時代」(青土社)

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