You are here:茅葺き民家の葺き替え体験
「男鬼楽座」では、現在、無人の集落となっている彦根市男鬼町の文化的景観の保存・活用を目的として自然環境調査や社会学的調査、建築学的調査を行い、村おこしにつながる活動を進めています。その活動の一環として、7月6日、18日〜22日、現存する民家8棟のうちの1棟である大久保正一邸を対象に、茅葺き屋根の片面下部分の葺き替えを行いました。指導者には、一昨年度の全国茅葺き民家保存活用ネットワーク協議会のシンポジウムで交流し、昨年の差し茅体験でご指導いただいた茅葺き職人さんをお招きしました。
男鬼の景観
7月6日 7月18日
葺き替えに使うための茅を男鬼まで運びました。 葺き替えの際の足場となる丸太と板をお借りして、
この茅は、多賀町保月にある茅葺き民家のツシに 現場まで運びました。
保管してあった茅を所有者のご厚意で提供してい 夕方には、屋根の上での足場となる竹を刈りに行きました。
ただいたものです。



7月19日 7月20日
足場を組み、屋根の古い茅を落として、新しい茅で 一般の参加者も加わり、約40名で茅の葺き替えを行いました。
下地を作りました。また、必要な茅の束を、使う長 茅の葺き方や、縄の結び方も教えてもらいました。
さに切って仕分けました。 また、新しい茅の生えている茅場に行き、草刈りもしました。 途中、
地元の方からすいかやお茶などの差し入れをいただきました。
7月21日 7月22日
前日の作業の続きを行いました。今回の葺き替え作 現場を掃除し、作業に使用した丸太と板を返却しました。
業の行程は無事終了しました。最後に、保存のため ‐ご協力いただいた皆様‐
ブルーシートを屋根の上からかけました。 大変お疲れ様でした。ありがとうございます。
【今後の活動予定】
今年の秋 茅刈り
来年の夏 葺き替えイベント