2022年11月1日

最小限住宅の増築

 

生活デザイン学科では2回生から各分野の演習が始まります。住居分野では住環境設計演習として、戦後住宅史の名作のひとつである最小限住宅を題材に、学生自身の両親と学生夫婦とが住む住宅を増築設計を行いました。

実際の住宅を集団で見る機会は、なかなか無いため、大阪服部緑地にある日本民家集落博物館で見学を行いました。ここは日本全国の民家が移築されている、日本有数の屋外型博物館です。日本の住宅の原型を見ながら、その土地の風習や文化、それに伴う建物の型について学びます。

最終的には図面と模型を制作し、プレゼンテーションを行います。建築学科との違いとして、素材感の表現が挙げられます。これは、建築物のコンセプトに加え、そこでの建材などの素材感、家具などの道具が生活にどのような影響を及ぼすかを考えながら表現します。

建築設計は模型と図面の表現に目がいきがちですが、実際のリアルな建物や、自分自身が両親と住むリアルな生活感が、コンセプトを強化する設計訓練になっていると考えます。

[]

2022年10月24日

徐先生の家

住居系専攻2回生のショート課題(3週間)です。
大学近くの琵琶湖岸近隣の土地に、徐先生の家を設計します。
事前に徐先生から設計要件を伺っていますが、それ以上の「何か」を提案することが肝要です。
最終は全ての作品のなかから、徐先生に「徐賞」を選んでもらいます。
今年はどの作品が受賞したのでしょう?

[]

2019年7月26日

住環境設計演習1 先生がクライアントの家

住環境設計演習1の最後の課題は、山田先生がクライアントの個人住宅でした。

実際に、山田先生が将来家を建てるとしたらで、近くの敷地を舞台に学生に考えてもらいました。

講評会には山田先生にも来ていただき審査していただきました。

山田先生は建築や設計が専門ではありませんが、また専門家とは違った視点での講評で、実際の一般のクライアントに近い目線で意見をいただけたのではないでしょうか。

分野を超えて連携できるのも生活デザイン学科の良いところだと思います。

学生の作品を以下にご紹介します。

クライアントの要望としては、よく寝れることと、本が多いことを条件にされました。

それぞれ、学生が思う山田先生像で、斬新な家のプランが並びました。

図面と模型を使ってプレゼンテーションを行います。

山田先生はどれも面白く甲乙つけがたく悩まれましたが、

優秀賞には庵下さん設計の小屋が集積したような家が選ばれました。

山田先生から優秀者へは景品が贈られました。おめでとうございました。

 

 

[]

2018年6月4日

住環境設計演習Ⅲ

住環境設計演習Ⅲでは、大学敷地内に建つ学生寮の設計を課題に取り組んでいます。

80戸という大きなボリュームを南駐車場の敷地に収めることと、プラベートとコモンの領域をどのように区別し空間を設計していくか。

難しい課題に対して、学生たちは四苦八苦しながら今日の講評会に臨みました。

ゲストの山下先生にもお越しいただき、講評をしていただきました。

なかなか、狙っていることを上手に表現できていない学生たち。

プレゼンテーションの難しさ、表現力の足りなさを痛感している様子です。

先生によっても言うことはまちまちなのですが、様々な意見の中から集約していかなければなりません。

平屋のプラン

今日で終わりではなく、もうひと頑張りで納得のいくものに仕上げて来週からは新課題です。

[]